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Seoul Semiconductor、特許のフィラメントLED量産開始

February, 17, 2017, Seoul--ソウルセミコンダクタ(Seoul Semiconductor)は、LEDフィラメントバルブで使用されるLEDチップ・オン・ボード(COB)パッケージの量産開始を発表した。この市場は、現在推定13億ドル規模と見られている。
 ソウルセミコンダクタのKi-bum Nam氏は、「当社は、特許に基づいて、フィラメントLED電球市場で引き続き市場シェアを拡大していく。この市場は、ブルーオーシャン市場で13億ドルと推定されている」とコメントしている。
 ソウルセミコンダクタの説明によると、同社のフィラメントLEDは、差別化されたCOB技術を通じて自然光に近い高品質の光、小さなフットプリントと広いビームアングルを統合した全方向発光技術により驚くような照明を実現できる。演色評価数(CRI)は80以上、フラックス105~210ルーメンの多様なLEDが利用できる。そのすべてが相関色温度(CCT) 2700 Kである。したがって、これらは高品質の光により古典的な雰囲気を創るために多様な空間で使用される。例えば、カフェ、ホテル、ベッドでもリビングでも、2014年にフェーズアウトした白熱電球の代替となる。
 ソウルセミコンダクタにおけるこの技術の開発は、2000年代初めにスタートした。それ以前にもフィラメントLEDの市場はあったが、市場環境が整うまで製造を控えていた。この決定は、同社の明確な長期戦略とビジョンを証明するものである。ソウルセミコンダクタは現在、数100のフィラメントLEDの特許を所有しており、チップ製造、COBパッケージング、モジュールおよび電球製造工程をカバーする。これらは、フィラメントLED製品の製造にとって全てコアテクノロジーとなっており、このポートフォリオがソウルセミコンダクタのフィラメントLEDを使う顧客の強力なIP保護につながる。
 世界の電球市場は年間70億個と推定されており、そのうちの25億個は様々な装飾目的の電球であり、この市場はフィラメントLEDの対象市場である。この市場へのフィラメントLEDの適用は始まっており、様々な形態の球形電球への適用だけでなく、特殊形状のキャンドルランプにも適用可能である。これらの多様なアプリケーションは、38㎜と50㎜の2つの異なる長さのLEDでサポートされている。