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アバゴ、第2世代 PM-QPSK コヒーレント・レシーバを発表

March, 6, 2014, 東京--アバゴ・テクノロジー(Avago Technologies)は、PM-QPSK(Polarization Multiplexed Quadrature Phase Shift Keying)コヒーレント・レシーバの第2世代品「AFCP-ICRX2CC」を発表した。
AFCP-ICRX2CCは、100Gメトロ・ネットワークや、200G/400Gの長距離DWDMネットワーク向けに設計された製品。第1世代品と比較してより多くの機能を搭載しながら、サイズを1/3に抑えている。そのため、カラーレス・コヒーレント・ネットワークのトランシーバや光ライン・カードのさらなる小型化を図ることが可能になる。
AFCP-ICRX2CCは、入力監視用の統合型フォトディテクタ、可変光減衰器(VOA)、信号用/局部発振器用の偏光スプリッタ、2つの整合型光90°ハイブリッド、25Gに対応する4組の平衡型ディテクタ・ペア、4つの差動型リニアTIA、マニュアル/オートに対応するゲイン制御部で構成される。これらすべてを表面実装型の小型パッケージに収容。シングルチャンネル/マルチチャンネルの両方の信号に対して広いダイナミック・レンジを有していることから、高いOSNRを得ることができる。また、複数の信号が同時に存在し、シングルチャンネルでの動作よりも光入力電力がかなり高いアプリケーションにおいても、VOAの機能を活用することによってTIAへの入力信号をより高度に制御することが可能。さらに、外付けの局部発振器と併用すれば光フィルタの追加が不要になり、システムの将来のアップグレードをより柔軟に行ったり、システムのコストを低減したりすることができる。AFCP-ICRX2CCは、OIF(Optical Internetworking Forum)の実装合意書OIF-DPC-RX-01.2に準拠している。

製品の特徴
・最高32GBdのボー・レート
・広い入力ダイナミックレンジ:THD<5%(3mAppにおいて)
・10dBの信号減衰範囲
・能動的な温度制御不要。Cバンド、Lバンド、C+Lバンドに対応
・-5℃~80℃の動作温度範囲