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ハイパフォーマンスレンズをアテネ国立天文台に供給

September, 15, 2016, Boston--オプティカルサーフェシズ(Optical Surfaces Ltd)は、アテネ国立天文台に一連の高精度レンズを供給した。レンズは、2.3mアリスターコス望遠鏡の能力を拡大する新しい最先端の広視野イメージャ向けに設計されている。
 アリスターコス広視野カメラ(AWFC)は、新しい最先端の広視野イメージャで、ギリシアのヘルモス天文台の2.3mアリスターコス望遠鏡に使用される。空の視野は26×26分(arcmin)、分解能は 1秒/ピクセルを超える。AWFCは、SDSSイメージング、天体(例えば活動銀河核の超大質量ブラックホール)の正確な光度計赤方偏移の計算に使用される。これには大きなフィラメント状構造物、星の寿命の終点である超新星残骸や惑星状星雲が含まれ、ESA/XMM人工衛星や高分解の狭帯域イメージングでカバーされる。後者については、AWFCは、その構造と形態について独自の情報を提供すると考えられている。これは、それに続く分光観察と相俟って、その運動学と動力学の研究に大いに役立つ。広視野イメージャはすでに製造されており、現在光学Labでテスト段階にある。2.3mアリスターコス望遠鏡での始動と最初の観察は2017年の予定。
 高精度望遠鏡オプティクスを供給することで国際的評価を得ていることから、アテネの国立天文台(NOA)は、160㎜径フィールドレンズとコリメータレンズアセンブリの製造にオプティカルサーフェシズを選定した。アセンブリは、複合レンズ、メニスカスレンズ、両凸レンズで構成されている。全てのこれら高精度ARコートレンズは広い波長範囲で動作するように設計されている。目的は、アリスターコス望遠鏡の反射光学系のハイパフォーマンスと無色特性を非常に広い視野で維持するためである。
(詳細は、www.optisurf.com)