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モレックスの高OHガラス/ガラス光ファイバ、ICESat-2に搭載

September, 14, 2016, Lisle--モレックスは、同社のPolymicro Technologies光ファイバがNASAのICESat-2(Ice, Cloud and Land Elevation Satellite-2)に搭載されると発表した。
 衛星は、2017年カリフォルニア州Vandenberg空軍基地から打ち上げられ、、溶ける氷床から薄くなっていく海氷、成長する木々まで、地球の特徴の変化を計測する。
 モレックスの特殊光ファイバが、統一とテストを可能にするように、ICESat-2搭載と地上支援装置(GSEアセンブリに使用される。特注ファイバは、高OHガラス/ガラスファイバでできており、ガラスコア、ガラスクラッド層、アクリレートバッファおよび保護ナイロン外側ジャケットが含まれる。
 ICESat-2フォトンカウンティングレーザ高度計は、個々のレーザフォトンが地上から反射され、衛星の受信望遠鏡に戻るまでの往復時間を1秒に10000レーザパルスのレートで計測する。それらの時間と衛星の宇宙における正確な位置をマッチさせることで、このミッションは地球上の特徴の高度を測定する。
 地球の気候温暖化により、海氷が縮小し、極地の陸氷や山岳氷河が溶け、海水面が上昇する。ICESat-2は正確に高度を測定できるので、研究者はどこで氷が流れ、溶け、あるいは成長するかを知り、これらの変化の地球への影響を研究することができる。これは、最初のICESat 衛星(2003-2009)とOperation IceBridge航空作戦(2009-現在)によって始まった氷圏の主要高度観察に基づき、21世紀に起こっている変化の連続的な記録を提供する。3483ポンドのICESat-2の設計は3年の寿命であるが、7年稼働するだけの燃料が搭載されている。