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ブラウン大学Labに新しいTHz物質評価システム導入

April, 28, 2016, Providence--ブラウン大学は、Lake Shore CryotronicsからTHz周波数材料評価システムを導入し、材料の分光学的研究を前進させる。
 Dan Mittleman教授の研究室に導入された8500シリーズシステムは、半金属、鉄系超電導や他の新種材料のTHz磁気光学応答の研究に使用される。
 Dr. Mittlemanの研究的関心は、テラヘルツ照射の科学と技術に関連している。同教授は、ライス大学からブラウン大学に移り、大学の工学部に世界第一級のTHz研究ファシリティを立ち上げた。
 THz解析は、材料の新しい重要な特性を明らかにし、半導体や材料開発の促進に新たな扉を開くと考えられてきた。とは言え、研究には無理なく調達できる高信頼で操作が簡単な計測システムが必要になる。Lake Shore の8500シリーズシステムは、CW THz分光と強磁界低温保持装置を統合した初の市販製品であり、新材料の遠赤外特性を研究するための信頼できるツールである、とLake Shoreは説明している。同装置は、THzオプティクスについての特別な知識は不要であり、幅広い周波数、温度、磁界強度にわたり非接触で材料の分光学的応答を計測できる。
 従来のパルスTHz分光技術とは違い、Lake Shoreのシステムは、特別に開発された、低温下で安定なTHzエミッタとディテクタデバイスとともに、THz周波数エネルギーの可変光源を使って材料の磁気光学特性の高分解能分光研究を可能にする。Lake Shoreは、ドイツのTOPTICA Photonics AGと提携し、この画期的なシステム統合アプリケーションにTOPTICAのCW-THz分光計を適合させている。8500シリーズシステムの開発リーダー、Lake ShoreのDr. David Daughtonによると、TOPTICAの研究グレードのレーザとレーザコントローラは、非常に要求の厳しいアプリケーションで必要とされる盤石の計測パフォーマンス達成に決定的に重要な意味を持つことが明らかになった。