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NTT Com「グローバルIPネットワーク」日米間通信容量が1Tbpsを突破

September, 25, 2015, 東京--NTTコミュニケーションズ(NTT Com)の国際インターネット接続サービス「グローバルIPネットワーク」において、2015年9月、日米間回線の通信容量が1Tbpsを超えた。
 インターネットを流れるデータ量は、今後も急速に増加し続ける傾向にあり、NTT Comは、2年後には現在の2倍程度の容量が必要になると予想している。
 NTT Comの「グローバルIPネットワーク」は、日本、アジア、アメリカ、ヨーロッパ、オセアニアと世界主要各国に展開する高速・大容量のIP通信サービス。日米間回線の容量は、ISPの中でも最大級であり、世界で初めて1Tbpsを超えた。「グローバルIPネットワーク」は、米国Dyn社のリサーチ(Dyn Research)によると、アジアでは1位、グローバルで2位の市場シェアと位置付けられている。
 また、アジア・オセアニア域内のバックボーン総容量については、日米間を上回る1.5Tbpsを突破している。
 昨今のスマートフォン・タブレット型端末の普及や、アクセス回線のブロードバンド化により、音楽・動画配信、SNS・ミニブログ、クラウドコンピューティングなどのインターネットサービスの利用者は世界的に急増している。また、定額制で視聴し放題の音楽・動画配信や、ハイレゾ、4Kなどのデータ量が大きなコンテンツも普及の兆しを見せており、今後もこの拡大基調は続くものと予想されている。
 このような市場の伸びに迅速かつ効率的に対応するため、NTT Comは、積極的に新たな技術を開発・採用している。バックボーンへの100GbE技術の導入はその1つであり、既にアメリカ、ヨーロッパ、日本へと展開している。今回の日米間の通信容量1Tbps超拡大においても、日米間海底ケーブル「PC-1」の100Gbpsデジタルコヒーレントを用いた光伝送システムを活用した。