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ASTM基準、3Dイメージング向けのレーザスキャナ評価

September, 10, 2015, Atlanta--3Dイメージングに使用するレーザスキャナのメーカーやユーザーは、計測性能の評価に役立つ新しいASTM(American Society of Testing Material)基準の恩恵を受ける。
 新しい基準E2938は、特に飛行時間(TOF)イメージングシステム、変調光源によって照射された場所からの反射光を検出することで計測するシステムの評価に役立つ。
 3Dイメージングシステムは、「点群」あるいは点のグルーピングを通じて場面または対象の情報を迅速に捉えるために使用される。それには関連する色や強度が含まれていることもある。このデータは、航空機、車、道路、橋、デジタル地形図を作製に役立つ。加えて、この技術は、史跡や記念碑の歴史保存での利用が増加している。また、こうしたスキャナは、ドライバーレス車輌、車輌の衝突検出システム、先進的ロボット原料取扱システム用のセンサなどの分野でイノベーションを推し進める。
 メーカーは、その基準を使って一つ以上の距離で相対距離誤差の範囲を特定する。一方、購入者や他のユーザーは、異なる計測機器を比較し、メーカーの相対距離誤差仕様を評価したり、あるいは一つのシステムを購入する際に、要件を特定することができる。
 「その基準は、ユーザーがシステムの相対距離性能を十分に理解できる柔軟性を持つように意図して開発された。現場でレーザスキャナが直面する距離と表面特性の組合せが無限にあるので、この柔軟性は重要である」とASTMメンバーのKamel S. Saidi, Ph.Dは説明している。
(詳細は、www.astm.org)