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ドライバーの混乱を減らすイメージング技術に自動車OEMが注目

July, 21, 2015, Mountain View--Frost & Sullivanの調査レポート「自動車の拡張現実」によると、3つの最も確実なHUDタイプは、純然たるフロントガラスHUD、限定空間およびより低コスト向けコンバイナHUD、センサ融合安全データ表示用の拡張現実(AR)ベースのHUDである。
 一連のハイテクHUD発表を受けて自動車業界は最大視界(FOV) 12°×5°のイメージング技術採用に乗り気になっているように見える。著しく改善したもう1つのHUD製品の特徴は仮想画像の明るさで、これは消費電力を下げても15000cd/m2に改善されている。デジタル・ライト・プロセシング(DLP)とレーザティスプレイが、現在のLED/薄膜トランジスタ(TFT)ディスプレイの強力な代替として登場してきている。これは、低消費電力で画像が明るく、パフォーマンスが優れているためである。
 「予測情報を優先することでドライバーの混乱を少なくすることが、HUD市場におけるR&Dを促進する。OEMは、より大きなFOVを可能にする様々なイメージング技術を絶えず調査している」とFrost & Sullivanのリサーチアナリスト、Ramnath Eswaravadivoo氏はコメントしている。
 より大きくて明るいディスプレイは別にして、次世代HUDは消費電力が少なく、設置面積が小さく、3D ARをサポートする。傑出した特徴があることから、こうした技術は、BMW、メルセデス、アウディなどのヨーロッパの高級車OEMが採用に意欲を見せている。
 最先端のHUDの利点は明きからであるが、高コスト故に採用に二の足を踏んでいるOEMが多い。ドライバーに関係する情報を投影し、簡単なドライビングエクスペリアンスを可能にする様々な技術を統合した特別処理のフロントガラスは、OEMにとって製造コストが最も大きなものの1つになる。このシナリオでは、コンバイナHUDが、従来のHUDに対するコスト、スペース、利点の統合で、支持を得ている。
「コンバイナHUDは、コスト効果が高く、ダッシュボードへの組込みが容易なことから、2017年までには小・中型セグメントに普及が進むと予測されている。従来のHUDで用いられる特注フロントガラスを排除することが、製造コストの低下を達成することになる」とEswaravadivoo氏は見ている。