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テラヘルツ世界市場、驚異的な成長

July, 16, 2015, Wellesley--BCCリサーチによると、次の5年でテラヘルツ放射システムの世界市場急成長は、CAGR 40.4%を反映して、2014年の市場規模の4倍に拡大すると見られている。
市場は、2019年以降の市場の多様化がほとんどのセグメントで大きな成長率を維持し、市場全体は、2014年の5470万ドルから2024年には12億ドルとなる見込みだ。
同レポートによると、テラヘルツ放射機器とシステムの世界市場は、2014年に5470万ドルに達したが、2019年には2億9850万ドルになる。2019-2024年に市場全体はCAGR 32.3%で成長して、2024年は12億ドルに達する。
イメージングセグメントは、2014年に3860万ドル、今後CAGR 34.4%で成長して、2019年には1億6950万ドルに達する。さらにその先は、CAGR 25.2%成長で2024年には5億2050万ドルに達する見込み。分光セグメントは、2014年の1610万ドルから2019年には2300万ドル、2014-2019年はCAGR7.4%成長が予測されている。この市場は、さらにCAGR 7.4%成長で2024年には3290万ドルに達する見込みだ。
現在、天文研究がTHzシステムの最大単独アプリケーションであるが、2019年までにはTHzトランスポートセキュリティとコンピューティングアプリケーションが重要度で天文分野を凌駕する。2024年には、天文アプリケーションは5位に転落する。それより上位には、コンピューティング、トランスポートセキュリティ、生体医療イメージング、軍用通信が来る。
「THzイメージングは、予測期間を通じて最大のデバイスセグメントになる。2023年には、コンピュータ関連のTHzデバイス市場、主にハイパフォーマンスコンピュータインタコネクトは、イメージングデバイスと同程度の規模となり、それぞれ全市場の32%、34%を占める。一方、THzバイオチップや水分検出器のような他のTHzセンサが市場の18%を占め、通信関連デバイスは12%を占める」とBCC調査アナリスト、Andrew McWilliams氏は説明している。