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IHS Infonetics、光ネットワークベンダスコアボードを発表

June, 26, 2015, Cambridge--IHSは、2015年「IHS Infonetics光ネットワークハードウエアベンダスコアボード」を発表した。
 同レポートは、光ハードウエア売上の上位10ベンダの概略を紹介し、分析を行っている。10社は、アルファベット順でADVA、Alcatel-Lucent、Ciena、Cisco、Coriant、ECI、富士通、Huawei、Infinera、ZTE。
 この種のものでは唯一のIHS Infonetics「スコアボード」は、主要な光ハードウエアベンダを実際のデータと判定基準を用いて評価している。これには市場プレゼンス(市場シェア、財務、製品の信頼性およびサービス/サポートに対する購入者からのフィードバック)、市場での勢い(市場シェアの勢い、ソフトウエアの強度、ベンダの技術的イノベーションに対する購入者からのフィードバック)が含まれる。また、同レポートは、ベンダを、これらの基準での得点に基づいて「リーダー」、「確立された」、「挑戦者」に分類している。このアプローチは、主観性を排除し、ベンダが正確に正当に評価されることを保証している。
 「光装置市場は、従来のサービスプロバイダ、新興サービスプロバイダ、インターネットコンテンツプロバイダに分かれている。当社の2015年光スコアボードのリーダーは、Ciena、CiscoとInfinera。これらのベンダは、市場の1つにフォーカスしているか、独立したソリューションで両方に対処するために必要な規模を持っているかである」と調査ディレクタ、Andrew Schmitt氏はコメントしている。

主な調査結果
・Cienaは、全ての市場セグメントで2番目に大きなWDM光装置ベンダ。2014年には、WDM市場シェアをとりながら、パケットオプティカルトランスポート分野でも前進している。
・批判のしようのないバランスシートと最高の顧客認知度がCiscoを支配的な立場に押し上げている。Ciscoは、IPと光レイヤーとの統合で先行者利益を獲得している。
・Infineraは、急成長するインターネットコンテンツプロバイダとデータセンタインタコネクト市場で最高点を獲得しており、顧客認知度、大きな市場シェア確保、経営状況で傑出している。
・シフト計画によりAlcatel-Lucentは、多年の低迷を覆そうとしている。同社は、大きな顧客基盤をコヒレントネットワーキングに移行させ、成功を収めている同社のルータ製品との統合を強化している。
・Huaweiは、R&Dや市場規模では並ぶものがないが、その規模が急成長を制限している。同社の基盤である中国顧客は、これまでパケットオプティカルソリューションを採用してこなかった。このことが同社の勢いを低下させている。
・昨年、Coriantは大規模顧客やキャリアにフォーカスするベンダとして態勢を整え、パケットオプティカルシステムを供給した成功実績を基盤にできると考えている。