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MEMSサプライヤ、自動車安全の波に乗る

June, 15, 2015, Bethlehem-- IHSの分析によると、2014年MEMSベースのデバイスサプライヤは安全センシングの波に乗り、自動車アプリケーションで記録的な利益を上げた。
 強制的な安全システム、例えば電子安定制御(ESC)やタイヤ圧モニタリングシステム(TPMS)は、昨年主要自動車市場で新車には完全実装された。こうした安全システムが現在、MEMSセンサの売上を押し上げている。このようなシステムで必要となるジャイロ、加速度計、圧力センサで強力な地位を築いているプレイヤも同様に成長した。一方、前面のエアバッグの高G加速度計や側面のエアバッグの圧力センサなどの確立された分野の企業も成功を収めた。
 ボッシュは、全体的なNo.1 MEMSサプライヤであり、昨年のデバイス販売額は7億9000万ドル。これは2番手、Sensata(2億6800万ドル)の約3倍に相当する。
 上位10社が、2014年に26億ドルに達した自動車MEMS市場規模の78%を占めている。2021年までにこの市場は、CAGR 3.4%で成長して、34億ドルに達する見込みだ。これは、4つの主要センサ、圧力、フロー、ジャイロスコープおよび加速度計の成長見込みを仮定したものである。また、FLIRやULISの暗視マイクロボロメータ、窓の曇り除去用のSensirionやE+E Elektronikなどの湿度センサも2021年の製品多様性に含まれる。