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多様な地域トレンドにより通信キャリアの投資は新たな時代に

June, 4, 2015, Campbell--IHS Infoneticsの「サービスプロバイダCAPEX、収益、装置タイプ毎のCAPEX」調査レポートによると、世界の通信サービスプロバイダの設備投資額は、2014年に前年比2.9%増、3520億ドルに達した。その一方で、世界の通信サービス売上は、2014年に前年比0.4%増、1兆9970億ドルとなった。
調査結果の要点
・2014年、TDM音声を除く全てのタイプの装置に対する支出は前年比でゆっくりと成長、または横ばいだった。
・ヨーロッパでは、キャリアのCAPEXの伸びは前年比3.3%だった、これは主にドイツテレコムとボーダフォンによるものである。
・中国は、日本と韓国の投資減を相殺して余りある成長を示し、APACの2014年CAPEX増を前年比4.2%に押し上げた。
・一方、ラテンアメリカはワールドカップの後遺症で、テレコムCAPEXは減速した。
・IHSは、2015-2019年の5年間で世界のテレコムCAPEXは累積1兆8000億ドルに達すると予測している。

 調査ディレクタ、Stéphane Téral氏は、「通信投資は非同期サイクルという新しい時代に入りつつある」と指摘している。「地域および経済力によって、独自の投資課題とペースを持つことになり、大事件が起こらなければ、2019年まで全般的に横ばいから低い一桁代のCAPEX成長になる」と同氏は分析している。