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超高速レーザはCAGR 23.7%成長

April, 1, 2015, Wellesley--BCCリサーチ(BCC Research)の超高速レーザレポートによると、市場は2014-2019年の間にCAGR 23.7%で成長し、2013年の12億ドルから、2019年には55億ドルに達する見込みだ。市場は相当なペースで拡大しており、予測期間内に飽和に達しそうにない。
 超高速レーザは長年、R&D分野のものだったが、徐々に医療や太陽電池分野でアプリケーションが拡大している。材料加工分野では、超高速レーザはパフォーマンスとコストで優位性があることから、工作機、計測器、半導体検査装置、手術器具で関心が強まっている。
 予測期間を通じて超高速レーザの力強い成長が予測されている。これはファイバレーザによって安価な製品が可能になっているためで、これらの製品はマイクロマシニングで不可欠となっている。ダイオード励起レーザとファイバレーザが、2019年までに超高速レーザ業界全体で79%を超える市場シェアをとると見られている。科学や研究での利用が拡大しているので、Ti:Sapphireレーザの市場は、2014-2019年の期間にCAGR 24.9%で拡大すると予測されている。
 BCCリサーチのアナリスト、Sinha G. Gaurav氏は、「価格が低下しているので、ユーザは超高速レーザの新たな応用を見つけようとしている」と指摘し、「Qスイッチレーザが超高速レーザで置き換えられつつある。また、外科用メスや機械ソーなどの非レーザ技術が置き換えられようとしている。これは、機能が同じであり、扱いやすいという特徴のためである」と説明している。