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Huaweiとimec、シリコンフォトニクス技術開発促進で提携

December, 5, 2014, Leuven--imecとファーウェイ(Huawei)は、光データリンク技術にフォーカスした戦略的提携を発表した。シリコンベース光インタコネクトの共同開発は、高速、低消費電力、コスト節約などのメリットが期待されている。
 シリコンフォトニクスは重要な有望技術であり、データ伝送や通信に使用される高集積、低消費電力光トランシーバ実現への道を開くことで光通信に革命を起こすと見られている。
 Huaweiは、imecの研究プログラムに参加した。同プログラムは、システムレベルで帯域密度、消費電力、熱安定性、コスト最適化に注力している。Huaweiのエンジニアは、ベルギーLeuvenのimec R&Dチームと協力して将来のヨーロッパの要求に適合する接続性を提供できるように、この分野における技術進歩達成を目標にしている。
 2013年、Huaweiは、imecとUGentから先進的フォトニクス企業、Caliopaを買収し、同社の欧州R&Dポートフォリオにシリコンフォトニクス研究を加えた。Caliopaの発展を促進するという約束を果たすためにHuaweiは人材とインフラに投資し、Caliopaの急速な成長に歩調を合わせて即座にオフィスを移転した。
 「これは、シリコンフォトニクスでHuaweiとわれわれとの協働における重要な一歩だ」とimecの社長/CEO、Luc Van den hoveはコメントしている。「われわれのスピンオフ、Caliopaは通信業界向けにシリコンフォトニクスベースの光トランシーバ開発に注力しているが、Huaweiが昨年同社を買収したことで、今回の提携は、われわれのシリコンフォトニクス研究が次世代広帯域ICTソリューションの前進にとって重要であることが明らかになった」。
 この提携によって、Huaweiはヨーロッパの研究エコシステムへの関与を深めることになる。この発表は、UKの先駆的IoT企業、Neul買収、ドイツWalldorfのイノベーションセンタ立ち上げ、フランスSophia AntipolisのR&Dサイト開設など、最近の発表に続くものである。