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世界の通信キャリアのCAPEX、2015年に60億ドル

October, 3, 2014, Redwood City--DellOro Groupの調査によると、世界の通信オペレータは、音声中心からデータ中心を推し進める変革が継続しているため、2014年上半期(1H14)ファイバとLTEネットワークに積極投資を行った。DellOro Groupの推定では、1H14世界のCAPEXは一桁の半ば程度の率で伸びた。モバイルネットワークインフラの2桁成長は、サービス収入の低い一桁成長を大きく上回った。
 「当社は、世界のCAPEXは2014年には3%程度の成長との見方を変えていないが、2015年中は多様な要素がCAPEX減に影響を及ぼす」とDellOro Groupのキャリア経済アナリスト、Stefan Pongratz氏はコメントしている。「機器の普及率向上、モバイルデータ成長率の減速、新しい収入の流れの欠如、発展途上市場と先進国市場の両方における競争の激化により、過去数年、世界的にキャリアの収益の伸びが減速した。中国、北米、日本、ヨーロッパで2014年中、サービス売上成長の減速と急激なネットワークの進化が相俟って、2015年の世界的なCAPEX増に何らかの圧力となるものと考えられる」と同氏は続けた。
レポートのその他の要点
・モバイルデータの漸増サポートに必要なモバイルCAPEXの量は、スマートフォンブームが始まって以来、50%以上落ち込んだ。
・ファイバとLTEのカバレッジ増設は、2H14と2015もテレコム装置投資を牽引する。NFVやスモールセルを含む新技術とネットワークトポロジーに割り当てられるCAPEXの割合は、この先6四半期、ごくわずかであると考えられる。