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PreAct とESPROS Photonics、新LiDARソリューション

April, 1, 2022, Portland/Sargans--PreAct TechnologiesとESPROS Photonicsは、自動車、トラック輸送、産業オートメーションやロボットなど特殊な用途向けに新しいフラッシュLiDAR技術の開発を目的に提携を発表した。
 PreActは、ニアフィールドフラッシュLiDAR技術の開発社、ESPROSはToFチップと3Dカメラの設計と製造のスイス企業。
 提携により、PreActのソフトウエア設定可能フラッシュLiDARの動的機能とESPROSの多様で超環境光耐性ToF技術を統合して、次世代ニアフィールドセンシングソリューションを実現できる。

「ESPROSとの提携は、当社にとって重要な節目である。われわれは、様々な産業の顧客ニーズに応えるハイパフォーマンス、ソフトウエア設定可能センサの供給を目標にしている」とPreAct TechnologiesのCEO/共同創始者、Paul Dryschは、コメントしている。
「未来に眼を向けると、あらゆる産業で車輌はソフトウエア設定となり、われわれのフラッシュLiDARソリューションは、最初からそのインフラストラクチャを支援するために構築される」。

自動車やトラック輸送産業は、ADASや自動運転機能を急速に車輌に組み込み続けている。NHTSAは、完全自動運転車における人のコントロール要件を発表しており、超高精度、安全な自動運転を保証するにはハイパフォーマンスセンサが最重要である。PreActとESPROSが実現するセンサは、トップのADAS、自動運転機能に対処する。交通信号の認識、カーブの検出、暗視や歩行者の検出は、市場にあるセンサの中で最高のフレームレートと分解能である。

自動車やトラック輸送向けのソリューション提供に加えて、PreActとESPROSは、拡大するロボット産業に、優れたパフォーマンス、機能、コストを提供する。Allied Market Researchによると、世界の産業ロボット市場規模は、2030年までに1168億ドルに達する見込である。
 両社のソリューションは、広い範囲のロボットとオートメーションアプリケーションを可能にする。これにはQRコードスキャニング、障害回避、ジェスチャ認識が含まれる。また、主要サプライヤが、3Dカメラの市場への供給を突然止めたとき、OEMロボット顧客に残された空所を埋める。

ESPROS Photonicsの社長/CEO、Beat DeCoiは、「われわれの統合されたリソースと技術により、あらゆる産業に画期的な製品を供給できるようになる」とコメントしている。
(詳細は、https://www.preact-tech.com/)