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カメラモジュール市場、2026年に585億ドル

December, 21, 2021, Northbrook--マーケッツ&マーケッツ(MarketsandMarkets)のレポート「カメラモジュール市場、COVID-19の影響分析、コンポーネント(イメージセンサ、レンズモジュール、ボイスコイルモータ)、フォーカスタイプ、インタフェース、ピクセル、プロセス、アプリケーション(コンシューマエレクトロニクス、自動車)、地域、2026年までのグローバル予測」によると、世界のカメラモジュール市場は、2020年の337億ドルから、予測期間にCAGR 10.5%成長で、2026年に585億ドルに達する見込である。

デジタル技術の成長が、自動車産業で著しいイノベーションにつながっており、これが世界のカメラモジュール需要を牽引している。

コンポーネントでは、イメージセンサセグメントが、予測期間に最大シェア
 イメージセンサセグメントの市場は、予測期間に最高CAGRで成長する見込である。この成長の主因は、スモールHDカムコーダやスマートフォンの需要増、デジタル技術の進歩、これらがカメラモジュール市場のコンシューマ主要プレイヤ間のセキュリティや監視についての高まる懸念と結びついて、カメラモジュール製品ポートフォリオを強化する有機的成長戦略も採用しつつある。

ピクセルでは、13MP以上が、予測期間に高いCAGRで成長の見込み
 13MP以上が、予測期間に最高CAGRで成長すると見られている。エンドユーザからの優れた画像品質に対するニーズの高まりが、より高いメガピクセルを備えたカメラを求める、カメラモジュール市場の成長原動力となっている。さらに、特にマシンビジョンシステムで高解像度カメラへの増え続けるシフトが、向上した技術、これらのカメラコンポーネントやモジュールの価格低下を原動力として市場の成長を助長している。

フォーカスタイプでは、固定フォーカスが予測期間に高いCAGRで成長
 カメラモジュール市場の固定フォーカスセグメントが予測期間に最高CAGRを記録する見込である。これは、スマートフォンカメラの早期のトレンドが主に固定フォーカスカメラモジュールを利用していることを示している。それらは、比較的安価なオプションであり、エレクトロニクス、可動部品、電力が不要。自動車、セキュリティと監視分野は、概ね、固定フォーカスカメラモジュールを採用する見込である。これは、暗視アプリケーション、医療顕微鏡で続く見込である。

インタフェースでは、カメラモジュール市場のシリアルインタフェース付カメラモジュールが、予測期間に最高CAGRを記録すると見られている。モバイルアプリケーションでは、アプリケーションプロセッサがカメラシリアルインタフェース(CSI)を使って、カメラのローパワー、低コストインタフェースを供給する。その利点の中には、使いやすさ、幅広い範囲の高性能アプリケーションをサポートする能力があり、これには1080p、4K、8K、およびそれ以上のビデオ、高解像度写真が含まれる。

アプリケーションでは、コンシューマエレクトロニクスセグメントが、予測期間に最高CAGR成長の見込み
 コンシューマエレクトロニクス産業は、2020年にカメラモジュール市場で最大規模であり、同じトレンドが予測期間にも見られるとされている。このセグメントの成長に寄与する主因は、自動車メーカーの中で増加する安全懸念である。ADASにおけるカメラモジュールの採用は、伸び続ける自動運転車のトレンドとともに、市場の成長に機会を提供する。

地域ではAPACが予測期間にカメラモジュール市場で最大シェア
 2020年、APACのカメラモジュール市場は、最大市場シェアだった。2026年まで、予測期間に最高CAGR成長が見込まれている。