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今後5年でテレコム/データコム装置とソフトウエアに累積1兆ドル投資

July, 29, 2014, Campbell--Infonetics Researchは、「テレコムとデータコムネットワーク装置およびソフトウエア」レポートを発表した。

調査の要点
・世界規模の販売額をベースにすると、テレコム/データコムネットワーク装置とソフトウエア全体の市場シェアリーダーは、ランク順に、シスコ、ファーウェイ、エリクソン、アルカテル-ルーセント、ZTEとなる。上位5ベンダは、実質的に前年と同じシェア。
・ベンダシェアの位置はエンタプライズセグメントでは不変であり、No.1はシスコ。大きく離れて団子状態で固まって続いているのがアバイヤ、ブロケード、HP、ジュニパ(アルファベット順)。
・世界的なテレコム/データコム装置とソフトウエアの販売額は、2013年に1830億ドル、前年比3%増。
・地域間の競争では、APACがテレコム/データコム装置とソフトウエア売上で北米に水を空けており、前年比6%の成長。北米は4.5%成長。この傾向は少なくとも2018年までは続くとInfonetics Researchは見ている。
・Infonetics Researchの予測では、2014-2018年の5年で、サービスプロバイダとエンタプライズはテレコム/データコムに累積1兆100億ドルを投資する。
 主席アナリスト、Jeff Wilson氏は、「SDNとNFV技術の進展により、サービスプロバイダとエンタプライズはネットワーク大変革の渦中にあるが、テレコム/データコムネットワーキング装置とソフトウエア市場は、2018年まで成長トレンドに乗っており、2015年には最速成長を記録する見込だ」と分析している。
 また、レポートの共著者、Michael Howard氏は、「サービスプロバイダ装置市場だけを見ると、ベンダ市場シェアに大きな変化が起きており、20103年には長期No.1だったエリクソンをファーウェイが飛び越してトップの座についた。ファーウェイは、多くの地域で好調を続けているが、ファーウェイが力強い成長を維持できるかどうかは中国経済が決め手になる」と見ている。