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AFM市場、2026年に6億3100万ドル

September, 2, 2021, Northbrook--マーケッツ&マーケッツ(MarketsandMarkets)のレポート「原子間力顕微鏡(AFM)市場、COVID-19影響分析、提供品、グレード(産業、研究)、アプリケーション(材料科学、ライフサイエンス、半導体とエレクトロニクス、学術)、地域、2026年までのグローバル予測」によると、AFM市場は、2021年に4億8900万ドル、予測期間にCAGR 5.2%成長で、2026年には6億3100万ドルに達する見込である。
 AFMのアプリケーションに含まれるのは、材料科学、ライフサイエンス、半導体とエレクトロニクス、学術、その他(太陽電池、地球科学、科学捜査、食品技術)。市場の成長は、ナノテクノロジーやナノサイエンスR&Dを促進する複数の政府からの支援、半導体やエレクトロニクス産業からの3D ICsに対する高い需要。

2021年AFMセグメントが最大シェア
 金額では、AFMセグメントが2021年の市場で優勢なシェアを維持する見込であり、予測期間に最高CAGRが予想されている。これは主に、AFMsがプローブよりも遙かに高価であり、少なくとも10万ドルのコストとなるからである(中には、ASPが50万ドルを超えるものもある)。原子間力顕微鏡は、ナノスケール域を超えるサンプルの研究では最も多様性、優位性がある装置の一つである。その多様性は、3Dトポグラフィがとれるからである、また複数の表面タイプで計測できることで研究者やエンジニアの要求を満たしている。

産業グレードAFMが予測期間に高いシェア
 産業グレードAFM市場は、予測期間に相対的に大きなシェアを維持すると共に、成長率も高い。これは、研究グレードAFMと比べて産業グレードAFMの需要が高いためである。産業グレードAFMは、最小の表面構造さえも検出、可視化する高精度である。産業グレードAFMは、自動車のOEMsやサプライヤ、半導体で使用されている。また、ナノテクノロジーベースの産業では、ナノスケールイメージング機器の製造に使われ、病理学や臨床研究にアプリケーションがある。

材料科学セグメントが2021年に最高シェア
 材料科学セグメントは、予測期間を通じて最大市場シェアを維持する見込である。材料科学研究では、AFMは強力なツールとなる。ポリマ、金属、合金、セラミック、バイオマテリアルを含め、新材料の発見と設計に対処するからである。半導体とエレクトロニクスセグメントが、予測期間に最高CAGR成長と予想されている。AFMは、半導体材料やデバイスのナノスケール特性評価に有用である。また、電気的故障解析や物理的故障解析の両方にフィードバックを提供し、デバイスのトライボロジー、機械的、界面解析も提供する。これは、品質制御で重要な指標となっている。

世界的なCOVID-19パンデミックが、AFM市場に影響を与えた。AFMsを使うほとんどのエンドユースアプリケーションは、この危機の影響を受けている。例えば、ライフサイエンスアプリケーションは、進行するパンデミックにより2019-2020年に最高成長だった。それに対して、同年、半導体とエレクトロニクスアプリケーションセグメントは、大きく下降した。しかし、予測期間には、パンデミックの影響が最小化するにともない、ライフサイエンスアプリケーションは、正常な成長レベルにもどり、半導体とエレクトロニクスは最高成長率となる見込である。

APAC市場が予測期間に最高シェア
 APACは、予測期間に市場で優位を占める見込である。APACのコンポーネントサプライヤは、主要プレイヤが、コスト節約戦略としてその顕微鏡製品をアウトソースする機会を提供する。主要市場プレイヤは、APAC新興市場では顕微鏡製造プロセスをローカルメーカーにアウトソースしようとしている。これらローカルメーカーは、装置、ファシリティ、労働力を低コストで提供するのでメーカーには高い投資回収率、AFMの製造コスト低下となる。さらに、顕微鏡の開発向けR&D資金の増加、ナノテクノロジー研究の増加、伸び続ける専門技術および学術的卓越性が、より低コストのナノマテリアルの入手可能性と相俟って、市場の成長をサポートする他の要因となる。