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QDレーザ、IEEE Photonics Society 2014 Aron Kressel Award受賞

July, 9, 2014, Tokyo--QD レーザは、IEEE Photonics Societyの2014 Aron Kressel Awardを受賞した。
 この賞は毎年、光電子デバイス技術への重要な貢献を果たした個人またはグループに与えられる。主要なシステムの実用化に向け、多大な影響を与えうるデバイス技術が対象となる。賞の意図は、新しいサービスや機能を生み出すシステムの開発において、その決め手となる部品開発に貢献した先駆者を認定することにある。
 今年は、QDレーザの温度安定量子ドットレーザの先駆的開発と、商用化による通信システム市場への先駆的な貢献が評価され、受賞の運びとなった。
 量子ドットレーザは東京大学荒川泰彦教授らにより提案された3次元のナノ構造である量子ドットを活性層に用いた半導体レーザで、低しきい値電流、小さな温度依存性、高温動作など多くのユニークな特長を持つ。QD レーザは、富士通と東京大学との産学連携の研究開発成果を基に、高密度・高均一量子ドット技術の開発とレーザの製品化を進め、現在光ファイバ通信用の光源として製品出荷を行っている。
 今回の受賞は日本人として 2003年以来 2 回目。授賞式は、2014年10月13日に米国カリフォルニア州サンディエゴで開催される2014 年 IEEE Photonics Conference (IPC)にて開催される予定。