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NTT Com、アジア主要都市をつなぐ光海底ケーブルASEを拡張

June, 17, 2014, Tokyo--NTTコミュニケーションズ(NTT Com)は、2014年6月12日、アジア主要都市を結ぶ大容量光海底ケーブル「Asia Submarine-cable Express」(ASE)のルートを拡張し、カンボジアへの接続を実施することについて、Chuan Wei (Cambodia) Co. Ltd.(Chuan Wei)と合意した。
 今後NTT ComはASEのカンボジア向けルート敷設の準備を進め、成長著しいメコンエリアを拠点とする企業に対し、高信頼・大容量の通信環境を提供する。
 カンボジアにおいては、同国政府による外資企業の誘致政策などを受けて、グローバル企業の積極的な進出が続いている。タイのバンコクからベトナムのホーチミン市を結ぶ南部経済回廊の中心に位置し、経済成長の著しいこのエリアでは、企業活動の活性化に伴い急増しつつある通信需要を支えるため、信頼性が高く大容量のネットワーク環境が求められている。
 NTT Comは、今回の合意により、国際光海底ケーブルの接続が実現していないカンボジアにおいて、世界に先駆けてその実施に着手する。これにより、カンボジアのみならず、メコンエリア各国と、シンガポール、香港、日本等のアジア主要都市間で高信頼・大容量の通信環境を提供する。
 NTT Comは、デジタルコヒーレント技術を活用した100Gbps光伝送システムの光海底ケーブルへの導入を進めており、世界中で高速かつ安定した通信を実現するためのICTインフラの拡充に努めている。
 また、今後も東南アジア各国にASEの接続地点を増やしていくとともに、グローバルデータセンタ(Nexcenter)も一層拡充する。これにより、高品質なネットワークサービスだけではなく、データセンタやクラウドサービスも一体として、エンド・エンドかつワンストップでの提供を可能にする。

ASEの概要
総延長:約7,800km、設計容量:15Tbps以上、陸揚げ地:日本、フィリピン、シンガポール、マレーシア、香港、参加通信事業者:NTT Com、Telekom Malaysia、PLDT、StarHub