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Marvell、Inphiを100億ドルで買収

November, 30, 2020, Santa Clara/San Jose--Marvell Technology Group LtdとInphi Corporationは、現金と株式取引でマーベルがインファイを買収することに両社の役員会が満場一致で承認し、最終合意に達したと発表した。取引に関連してマーベルは、組織再編を行う。目的は、統合会社が米国を拠点にして、企業価値約400億ドルのUS半導体パワーハウスにすることである。

Inphiは、優れた高速データインタコネクトプラットフォームを構築した。これは、クラウドデータセンタや将来のグローバルネットワークに向けて、飽くなき帯域需要、低消費電力に比類なく適している。Inphiの高速電気・光ポートフォリオは、クラウドデータセンタ、有線およびワイヤレスネットワークに接続ファブリックを提供している、これはちょうどマーベルの銅線物理層ポートフォリオが、エンタプライズや将来の車載ネットワーク向けに行っているのと同じである。マーベルのストレージ、ネットワーキング、プロセッサおよびセキュリティポートフォリオとInphiの有数の電気光インタコネクトプラットフォームを結びつけることで、統合会社は、データインフラストラクチャでエンド・ツー・エンド技術リーダーシップをとることができる。この極めて補完的な取引は、マーベルの対象市場を拡大し、顧客基盤を強化し、ハイパースケールクラウドデータセンタや5Gワイヤレスインフラストラクチャにおけマーベルのリーダーシップを加速する。

今日のマシンラーニングと他のデータ駆動ワークロードは、サーバの限界を超えて拡大し、現在クラウドデータセンタ全体に範囲を拡大し、ソフトウエア定義データセンタを新しいコンピューティングパラダイムにしている。このトレンドは、データセンタ内のハイパー接続を促進し、クラウドアーキテクチャの中心は電気・光インタコネクトになっている。爆発的なインターネットトラフィックの成長と新しい超高速5Gワイヤレスネットワークの展開と相俟って、Inphiの高速データインタコネクトソリューションは加速するばかりである。統合会社は、データ駆動世界に寄与する類例のない位置にあり、これにより高成長、魅力的なエンド市場、クラウドデータセンタや5Gに対処する。

マーベルの社長/CEO、Matt Murphyは、「Inphiの技術は、クラウドデータセンタネットワークの核心にあり、引き続き画期的な新製品でそのリーダーシップを拡大していく。これには400Gデータセンタインタコネクト光モジュールが含まれる。これは、同社独自のシリコンフォトニクスとDSP技術を利用している。当社の見方では、クラウド顧客でInphiのプレゼンス強化は、マーベルのDPUやASIC製品に新たな機会をもたらす」とコメントしている。

合意により、取引は各Inphi株に対して統合会社の株式で2.323株、現金66ドルを構成する。取引完了によりマーベル株主は、統合会社の約83%、Inphiの株主は統合会社の約17%を所有する。
(詳細は、https://www.marvell.com/)