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スマートグラス市場、2025年に68億ドル

September, 28, 2020, Northbrook--マーケッツ&マーケッツ(MarketsandMarkets)の調査「COVID-19影響のスマートグラス市場、技術(浮遊粒子ディスプレイ、エレクトロクロミック、液晶)、アプリケーション(建築、運輸、家電)、地域ごとの2025年までのグローバル予測」によると、市場規模は2020年に38億ドル、今後CAGR 12.1%成長で、2025年には68億ドルに達する見込である。
 スマートグラス産業の成長を促進する要素は、自動車アプリケーションにおけるスマートグラス普及増、エレクトロクロミック材料の価格下落など。スマートグラス採用の他の主要な推進要因に含まれるものは、政府規制による支援、エネルギー効率についての法律など。様々な諸国の統治体は、これらのエネルギー効率の良い製品の利用をますます奨励するようになっている。スマートグラスは、本質的に省エネ、自動調光特性を持つ。これが、そのメンテナンスコストを下げる。結果として、これらグラス製品の感じられる利点は、投資を上回る。

SPDグラス市場が予測期間に高率成長の見込み
 SPDグラス技術市場は、予測期間に最高CAGR成長が見込まれている。SPDグラスは、発光特性を望むレベルに変えられる比類のない機能があるので、その利点は多い。このタイプのグラスは、発光特性を透明から真っ暗まで、1~3秒以内で調整できる。また、太陽光のギラつきを効果的にコントロールするためにも使える。SPD技術は、99%までUV光をカットするので、十分な量の自然光で健康な環境を提供する。発光特性の高いコントロールは、カスタマイズのレベルを上げる。SPDグラスでは、~50%の省エネが可能。これは、ビルの暖房、換気、空調(HVAC)システムの負荷を減らす。昼光の最適利用で人工光を減らすと、消費電力はさらに下がり、全般的に省エネが促進される。

予測期間に建築セグメントが高成長
 建築アプリケーション向けの市場は、予測期間に最高CAGRで成長する見込みである。これは、エネルギー効率のよい製品の需要が増加しているためである。加えて、様々なアプリケーションでスマートグラス採用に有利な政府の多様な規制が、スマートグラス技術市場の成長を促進すると予測されている。現代では、グリーンビルディング規制に準拠したビルを造るための設計とステップが、建築業界では最優先されている。住宅、商用ファシリティが売れるかどうかは、快適、美的、内装設計、エコフレンドリに大きく依存する。

ヨーロッパのスマートグラス市場が予測期間に高成長の見込み
 ヨーロッパは、今後数年、スマートグラス市場全体を牽引すると予測されている。急増するエネルギーコストが、エネルギー効率の良い製品に対する需要の引き金になりそうである。ビルのエネルギー消費全体を低減するスマートグラス機能は、オンデマンドプライバシー、ギラつき制御などの魅力的な機能を提供しながら、ヨーロッパでは、そのアプリケーションを増やすと予測されている。このグラスの多目的品質により、スマートグラスは、多様な建築アプリケーションで人気のある建材になる。ヨーロッパには厳しい気象条件のエリアがあり、スマートグラスは、建物や車両の内部温度を維持する最適ソリューションとなる。したがって、全般的なエネルギーコストの削減となる。こうしたことから、ヨーロッパは今後数年にわたり、スマートグラスにとって重要な潜在成長市場と予測されている。