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光レーザ光源の新たな業界標準促進に向けてCW-WDMグループ結成

June, 29, 2020, Santa Clara--CW-WDM MSAは、多波長先端集積オブティクスの仕様を定義、促進する業界コンソーシアムとして設立を発表した。

IEEEおよびMSA標準は、今日の大量データコムオブティクス向けに4つのWDMインタフェースを仕様化している。新興の選択集積オブティクスアプリケーション、シリコンフォトニクス(SiPh)ベース高密度コパッケージオブティクス、光コンピューティングやAIなどは、8,16、および32波長に向かうものと考えられている。より多くの波長数を標準化することは、新しいエコシステムの重要な部分である。これにより、現行技術に対して、効率、コスト、帯域拡張で飛躍が可能になるからである。波長数の増加により、OバンドにとどまりITUおよびIEEE標準と一致しながら、開発者やサプライヤは、現行世代の光製品で戦略的投資を活用して次世代製品のTime to Marketを加速することができる。

「われわれは、重要な技術革新を加速するためにCW-WDM MSAグループのようなコンソーシアムをサポートし奨励する」とOpenAIのコンピュータヘッド、Christopher Bernerはコメントしている。「OpenAIは、AI機能と低遅延の最先端にいなければならない。すべての人類を利するようなAI技術を提供するというわれわれのミッションを達成するために、高帯域光インタコネクトは、われわれのコンピュート戦略の中核である」。

CW-WDM MSAは、完全通信リンクの代わりにレーザ光源の仕様化だけを焦点にしている点で光通信標準グループとは異なる。また、どんな特殊なアプリケーションも目標になっていない。そのようなアプローチにより開発者は、相互接続の制約なしで、オブティクスをそれぞれの顧客の要求に完全最適化できる。同時に、レーザ光源サプライヤには大きなビジネスチャンスを生み出す。

「レーザ光源は、光通信の重要な構成要素である。その仕様を標準化することは、テレコムやデータコムオブティクス成功の要となっていた」とCW-WDM MSAチェア、Chris Coleはコメントしている。「ITU-Tは、DWDMとCWDMグリッドの完全なベースラインを確立した。次にIEEEが大容量データセンタアプリケーション向けに、これらのグリッドサブセットを仕様化した、40Gと100G Ethernetオブティクスがスタートである。CW-WDM MSAは、新興の先端データコムとコンピューティングオブティクス向けに、同じようにITU-TとIEEE標準を活用してOバンド用に8、16、32波長グリッドを仕様化する。マルチグリッドセットの定義により、MSAは開発者がアプリケーションに最適なものを選べるようにする。一方、レーザサプライヤは、1つの技術プラットフォームだけに投資すればよい」。

CW-WDM MSAの推進メンバーは、Arista Networks, Ayar Labs, CST Global, imec, Intel, Lumentum, Luminous Computing, MACOM, Quintessent, Sumitomo Electric, and II-VI。
また、複数のオブザーバメンバーが、新規仕様に基づいた早期技術開発を可能にする標準開発の概要を把握してサインした。オブザーバメンバーは、AMF, Axalume, Broadcom, Coherent Solutions, Furukawa Electric, GlobalFoundries, Keysight Technologies, NeoPhotonics, NVIDIA, Samtec, Scintil Photonics, and Tektronix。
(詳細は、https://cw-wdm.org/)