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Coherent、フィンランドにファイバーレーザの中核的製造・開発拠点を設立

Coherent_HighLight FL-ARM Series

April, 16, 2020, 米国カリフォルニア州サンタクララ--Coherent Incは、2020年4月、フィンランドのTampere(タンペレ)拠点における同社のファイバーレーザ事業を拡張し、同事業の中核的製造・開発拠点「Center of Excellence for Fiber Lasers」を設立することを発表した。ファイバーレーザ自体は当拠点にて2003年より製造を行っているが、より効率的な生産体制を確立するために、ファイバーレーザの製造・加工テストと、コンポーネント、レーザエンジン、コンバイナーの製造を同じサイト内で行う予定である。Coherent製の産業用高出力ファイバーレーザHighLight™シリーズは、すべてこの「Center of Excellence for Fiber Lasers」にて製造される予定である。当シリーズは、出力1,000W~10,000Wで、複数のビーム品質モデル(シングルモード、マルチモード、モード可変)があり、様々な難しい溶接アプリケーションを実現可能にする。Coherentは、例えば定格出力の1%~100%のフルレンジでの出力制御や、リングビームとセンタービームを独自に出力制御可能な二重ビームなど、新たな価値を生み出す次世代レーザの開発に焦点を当てている。

 「Center of Excellence for Fiber Lasers」では、5,000m²(53,000ft²)以上に及ぶフロアに、ファイバーレーザの製造と加工テストのノウハウを集約し、また、重要な光学コンポーネントの製造向けのクリーンルームに1,000m²(10,000ft²)以上を確保する予定である。さらに、Coherent製の各種ファイバーレーザおよび溶接ヘッド、溶接結果を分析する最新のツールを備えたアプリケーションラボも設ける予定である。この施設では、Coherentの既存のアプリケーションラボによるグローバルネットワークと連携し、ロケーションに関わらず、顧客の要件に対する信頼性の高い「プロセスレシピ」を迅速に提供することができる。

 Tampere拠点の責任者に新しく就任したJarno Kangastuoa氏は「ファイバーレーザのビジネスは、ますます競争が激しくなっており、この拡張により高品質を保ちつつコストダウンを目指したい。特に、すべての製造プロセスを一か所に集めることによって、サイクルタイムの減少と、品質管理の向上を期待できる。顧客の要望は、高性能で、カスタマイズされた、コストパフォーマンスの高いファイバーレーザを短いリードタイムで手に入れることである。」と述べている。