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COVID-19による景気後退が世界の自動車、家電、半導体に損害を与える

April, 15, 2020, Boston--Strategy Analyticsの分析によると、COVID-19誘発のリセッションは、世界的に、自動車、コンシューマエレクトロニクス、半導体およびITインフラストラクチャ事業を混乱させ、回復は2021年になる。

新しいシナリオでは、大恐慌以来、最悪の景気循環からの損害によりコンシューマとB2Bビジネスは、Q2の主要産業経済で実際のGDPの7%以上の経済的落ち込み(年間33%)の影響を受け始める。

Strategy Analytics社長、このシナリオの主席アナリスト、Harvey Cohenは、「われわれの家庭、自動車、およびモバイルライフスタイル関連のサプライチェーン全体が、この下降中に大きな損害を被る。この下降は、次の3~4四半期にわたり世界的に感じられるものだ。Q3は、実際のGDP 3%(年換算12%)の落ち込みを示し、Q2 2021まで成長見通しはない」とコメントしている。

Strategy Analytics Automotive PracticeのVP、Ian Richesは「世界的に自動車販売およびその結果として起こる自動車エレクトロニクス需要は、3月以来フリーフォールであり、2019年比で2020年は最大25%下落の見込みである」と分析している。

ワイヤレスとブロードバンド SVP、David Kerrは、「世界のスマートフォン販売は2020年に23%下落する。緩やかな回復は2021年だ。5Gへの影響は大きい、ヨーロッパでのサービスが遅れるからである。また高価な新しい5G機器に対するコンシューマの要求は、北米や中国では健全とは言えない。中国のサプライチェーンは回復したが、継続的に5G機器やサービスに移行する計画を実行するコンシューマの意欲は、よく言って不確定である。相対的に明るい点は、ネットワークサービスである。自宅待機命令によりブロードバンド需要が活発に推移している。ただし、短期的にオペレートの収益への影響はほとんどない」と分析している。
(詳細は、https://news.strategyanalytics.com)