January, 14, 2020, Singapore--DenseLight Semiconductorsは、TSX Venture Exchange-listed POET Technologies Inc. (POET)によるDenseLight Semiconductor Technology (上海) Co., Ltd (DL Shanghai)へ総額2600万ドルで売却され、新たに再出発した。これは、POETに買収されてから3年後のことである。その間、DenseLightは、中国と米国でその市場存在感を拡大することができた。同社は、前年比収益増は、2017年に29%、2018年に39%を記録。2019年はこの成長を上回る見通しである。
China Prosper Groupの助言を受け、DL Shanghai株主は、業界プレイヤと通信技術投資のコンソーシアムとなっている。これには、Dynax Semiconductorsや中国の他の先進的電子コンポーネント、製品、システム企業が含まれる。
DenseLight Semiconductorsの社長/CEO、Rajan Rajgopalは、「DenseLightは、約20年前にフォトニクス集積ブレイクスルーから設立され、今ではInP技術のパイオニアの一つとみなされている。数年前から、当社は画期的な集積フォトニクスソリューションを供給する世界的なリーダーとなるビジョンを実現するために懸命に取り組んできた。これは、顧客がセンシングやデータ通信市場で成功することにつながる。当社の新規株主のサポートを受けて、このビジョンの実現にさらに一歩近づいていく」とコメントしている。
DenseLightの所有権変更は、いくつかのプラスの関係をもたらす。取引条件の一部として、DenseLightとPOETは、優先的供給と戦略的提携契約に入る。これにより、同社はPOETとの継続的な関係を維持する見通しである。新規株主のサポートにより、DenseLightは、同社のバランスシートを強化するリソースを増やし、その能力と人材プールを増強することになる。これは、シンガポールと中国で増資によりフォトニクス価値連鎖への同社の関与を拡大することになる。中国への拡張は、同社が、顧客基盤の大きな部分により接近することになり、短い時間内に、また割安にカスタマイズされたソリューション提供で柔軟性と応答性を高めることになる。DenseLightの経営陣は、約3年継続して経営に取り組んでおり、そのまま変更がないので、顧客との現在の関係を深め、新たな顧客を獲得する好位置にあると考えられる。
所有権の変更後、進行中の計画には、同社シンガポール工場のアップグレードと拡張が含まれる。これは、世界的顧客基盤への取り組みをサポートすることが目的である。また、中国における大容量ウエファ製造工場に続いて、将来の組み立てと試験ファシリティの建設が含まれる。加えて、DenseLightは、シンガポール、中国、米国を含め、全面的に販売とマーケティングへの取り組みを拡大する。
(詳細は、https://www.denselight.com/)