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光ブロードバンドユーザ数、2019年に2億6500万

May, 9, 2014, Singapore--世界のケーブル、DSL、光ファイバ固定ブロードバンド加入者数は2013年に6%増、6億6540万加入を超えた。
光ファイバブロードバンドセグメントが力強い伸びを示し、前年比29%増、1億2660万加入となった。2019年までに光ファイバブロードバンド加入はCAGR 11.7%で成長して、2億6500万加入に達するとABIリサーチは予測している。同社は、「ブロードバンドキャリアと収益」四半期レポートを発表している。
世界のケーブルブロードバンド市場は約7%成長で加入者は1億6100万、一方DSLブロードバンド市場は約1%減で、2013年の加入者数は3億7800万だった。APACと北米では、高速光ブロードバンドサービスを選択するユーザの数が増えていることから、DSLブロードバンド加入者数が減っている。ABIリサーチのJake Saunders氏は、「世界のDSLブロードバンドサービス売上は2013年に約2%落ち込んだが、これはAPACで加入者数が減ったこととユーザあたりの平均売上が落ち込んだことが原因」と分析している。。
世界の光ファイバブロードバンド売上は、2013年は15%を超える成長で460億ドルに達した。UKのBTやロシアのVimpelComは、2013年について光ブロードバンド顧客の伸びが全般的なサービス売上の成長に貢献したと報告している。業界アナリスト、Khin Sandi Lynn氏は、「音声やメッセージなど、従来のサービスからの売上は下降トレンド。高速ブロードバンドネットワークを使った新しいサービスやコンテンツが、オペレータにとっては全般的なサービス売上を維持する上で重要であることが明らかになってきている。ABIリサーチの予測では、世界の光ファイバブロードバンド市場は2019年には1000億ドル規模になる」と話している。
固定ブロードバンド加入者数ランキングでは中国のオペレータが優位を占めている。チャイナテレコムとチャイナユニコムが世界の固定ブロードバンド市場シェアをリードしており、2013年のブロードバンド加入者数は、それぞれ1億、6400万加入を超えている。現在、両社の市場シェアは、それぞれ53%、34%。チャイナモバイルは、2013年末に固定ブロードバンドサービスに投資する認可を受けており、これによって中国の固定ブロードバンド市場は競争が一段と激化し、インフラの展開も加速するものと予想されている。