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Rockley独自のシリコンフォトニクスアプローチをOvumがレポート

August, 13, 2019, Boston--調査会社Ovumは、最新のシリコンフォトニクス市場分析で、Rockley Photonicsをシリコンフォトニクス(SiPh)への独自のアプローチと認定した。
 Ovumのシリコンフォトニクス市場レポートは、SiPh分野の主要企業を要約、分析、比較し、各社のビジネスについて見解を述べている。
 Ovumのレポートは、シリコンフォトニクスへのRockleyのアプローチが、他のサプライヤと根本的に異なると認めている。「シリコンチップ製造を無理にSiPhソリューションにしないで、Rockleyは、シリコンチップ製造を変更してSiPhエンジンに使えるようにする方法を焦点に技術を開発した。結果は、大きな導波路フォトニクスプラットフォームで、これは従来のソリューションに対し多くの優位性がある」とコメントしている。
 Ovum光コンポーネント主席アナリスト、Lisa Huffは、この独自のアプローチがそのような潜在力を持つ理由を説明した。「Rockleyは、白紙状態からスタートし、SiPh特注プロセスを設計した。その技術が低消費電力、コスト効果の優れた光モジュールを可能にすることを結果が証明している。すべてのトランシーバ機能をチップに組み込むことにより、Rockleyは、光トランシーバ機能を直接同社のOptoASICパッケージ内に集積し、非常に用途の広いプラットフォーム機能を実現した」。
 RockleyのCEO、Andrew Rickmanは、「フォトニクスの挙動はエレクトロニクスとは異なるので、シリコンフォトニクスが、その技術の最大の可能性を実現するためには、カスタムプロセスとソリューションが必要になる。当社独自の製造プロセス、専門技術、ソリューションにより、われわれは競合に数年先行できている」と話している。
 Rockleyの技術は、通信インタコネクトアプリケーションに関連しており、すでにAIコンピュートクラスタ環境で強く意識されている。これにより、データを電気接続の制約から解放する。その技術は、センサアプリケーションにも計り知れない可能性を持つ。例えば、ヘルスケア、バイオセンシング、3Dレーザイメージングや自律走行車である。また、社会に対する影響も計り知れない。
 Rickmanは、「フォトニクスをセンサに適用することで、途方もないアプリケーションを解放することができる」と結論づけている。
(詳細は、https://rockleyphotonics.com)