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グローバルフォトニック結晶市場、2023年に314億ドル

March, 12, 2019, Wellesley--BCCリサーチのレポート「フォトニック結晶:材料、技術と世界市場」によると、市場は2018年に122億ドル、以降CAGR 20.8%成長で2023年には314億ドルに達する見込みである。
 技術製品設計者は、フォトニック結晶を半導体ベース技術では次世代デバイスの製造ゲートウエイと見なしている。フォトニック結晶は、完全な光スイッチの開発、既存半導体ベース製品の効率向上に利用される。
 フォトニック結晶分野の上位メーカーには、BAE Systems (BAESY), Cree, Inc. (CREE), およびPhotonic Lattice, Inc.が含まれる。

レポートのハイライト
・市場セグメント分析。バイオセンサは、光学分野でセンサアプリケーションに急速に登場してきた領域である。市場のこのセグメントは、2018年に推定2億6500万ドル規模、CAGR 42.6%成長で、2023年には16億ドルに達すると予測されている。
・市場トレンド。2019-2023年、市場シェアは、自動車、防衛、航空宇宙、コンシューマエレクトロニクス、大型家電製品、オフィススペースおよびコンピューティングセグメントから、医療、産業と科学、エネルギー、公共事業、照明および通信アプリケーションへシフトする。
・グローバル市場分析。APAC地域が世界のフォトニック結晶市場を牽引しており、2018年の販売が54億1300万ドル、今後CAGR 20.9%成長で、2023年には139億7000万ドルに達する見込である。

 「フォトニック結晶市場は、近い将来に大きな可能性があり、二桁成長が続く。その機能の背後にある理論が十分に確立されていることが役立つ」とBCCリサーチのアナリスト、Kaustubha Parkhiは指摘している。

市場障壁: 均一性の欠如
 フォトニック結晶市場成長の大きな障壁は、フォトニック結晶の技術的、商用的見方に統一性がないことである。市場は、コンポーネントとモジュールに分けられている。個々のコンポーネントおよびモジュールが、その他のものとは全く関係ないダイナミクスを持っているからである。フォトニック結晶は独立したサプライチェーンを展開する見込みはない。むしろ、それらのコンポーネントやモジュールに関わる利害関係者は、おそらく、独自のサプライチェーンでフォトニック結晶選択を決定する。加えて、各コンポーネントやモジュールの測定単位が異なるので、利害関係者は将来の出荷量を推定することが難しい。
(詳細は、https://www.bccresearch.com/)