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光ファイバプリフォーム市場、CAGR 19.6%

February, 25, 2019, San Francisco--Grand View Research, Inc.によると、世界の光ファイバプリフォーム市場規模は、2019-2025にCAGR 19.6%成長し、2025年には86億6000万ドルに達する見込みである。
 光通信関連の利益が、光ファイバ技術の集中R&Dを促進し、これが次に、通信以外の多くの産業で光ファイバ応用を可能にするいくつかのイノベーションを引き起こした。これらの産業には、ヘルスケア、鉄道、防衛と航空宇宙、石油&ガスが含まれる。こうした要因は、近い将来市場成長の良い前兆と見なされている。
 光ファイバの利用増は、光ファイバプリフォーム不足を浮き上がらせた。実際にこれがファイバ不足にまで達し、通信ファイバの価格上昇の引き金となった。例えば、通信用光ファイバ価格は、2017年中に10%以上、20%まで上昇した。この状況に促されて光ファイバメーカーは製造能力を拡大した。複数の企業が、既存のプリフォーム工場拡張プロジェクトを発表した。また、2017年初めには新規プリフォーム工場への投資計画を発表している。
 すでに米国、中国、インドでは、複数のそのような能力拡張計画が進行している。コーニング(Corning Incorporated)、Yangtze Optical Fibre and Cable Joint Stock Limited Company (長飛光繊光纜)など、有名メーカーの製造能力拡張計画が、供給ギャップ抑制に役立つと見られている。これらのプロジェクトは、3000トンのプリフォーム製造能力増になると見られており、光ファイバ製造能力は5500万~9000万kmとなる見込みである。
 中国は、光ファイバプリフォーム市場では最大消費国の一つとなっている。2018年7月、中国政府は、米国および日本からの光ファイバプリフォームの反ダンピング関税をさらに5年延長すると発表した。この動きの狙いは、中国光ファイバプリフォーム企業の保護、現地企業のR&Dと製造能力拡張への投資促進である。

調査レポートの要点
・通信用光ファイバの50%以上がVAD法で製造されている。
・マルチモード光ファイバ(MMF)が2018年に最大市場シェアだった。しかし、プラスチック光ファイバセグメントが、2019-2025年に最高CAGRで拡大する見込みである。
・中国は世界最大の光ファイバプリフォーム生産国で、世界製造の50%以上を占める。
・メーカーは積極的にR&D戦略に投資している。例えば、2017年10月、ローゼンダール・ネクストローム(Rosendahl Nextrom)は、フィンランド、バンターに新しいプリフォームR&Dセンタを開設した。同ファシリティは、潜在的に製造能力を増やすことができる新技術を開発する。