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量子暗号市場、2023年に5億ドル超

February, 5, 2019, Northbrook--マーケッツ&マーケッツ(MarketsandMarkets)のレポート「量子暗号市場、コンポーネント(ソリューションとサービス)、サービス(コンサルティングおよびアドバイザリ、導入と組込、サポートと保守)、セキュリティタイプ(ネットワークとアプリケーションセキュリティ)、業界&地域ごと、2023年までのグローバル予測」によると、量子暗号世界市場規模は、2018年の1億100万ドルから、予測期間にCAGR 37.9%で成長し、2023年には5億600万ドルに達する見込みである。
 デジタル化の時代にサイバーアタック事件の増加、サイバーセキュリティ財源の増加、クラウドやIoT技術向けの次世代セキュリティソリューション需要増、次世代ワイヤレスネットワーク技術の進化が量子暗号世界市場の成長を後押ししている。

予測期間にソリューションセグメントの市場シェアが相対的に高い
 量子暗号ソリューションセグメントは、以下のものからの収益が含まれる。暗号鍵配送(QKD)プラットフォーム、QKDサービス、仮想エンクリプタ、QKD配送装置、カギとポリシーマネージャ、暗号を組み込むためのSDK、量子暗号通信装置、量子セキュリティゲートウエイ、量子乱数発生装置(QRNG)、ハッカーボックス、量子セキュア通信ネットワーク製品、リピータ、量子暗号実装に必須の要素。このソリューションは、途中で漏れることなく、重要情報の暗号化に役立つ。

アメリカ地域が予測期間に最高CAGR成長
 この地域でサイバーアタックが増加しており、それが市場の成長に関連する主要要素の1つである。アメリカで暗号ベースのアプリケーションの高い採用率のために、アタックは飛躍的に増加し、ますます高度になっている。さらに、データプライバシーとセキュリティ要求増とともにITマネージメントの複雑さの進捗が、この地域における量子暗号市場成長を後押しする重要要素になっている。米国、カナダ、ブラジル、メキシコなどの国々は、この市場で大きな利益を生み出している。この地域の企業/組織は、様々な量子暗号アプライアンスを利用して、アプリケーションとネットワークの保護に取り組んでいる。加えて、この地域では、R&Dへの巨額投資を受けた政府戦略がいくつか見られる。