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モバイルデバイス市場のAIチップ利用増によりマシンビジョン強化

February, 5, 2019, London--ABIリサーチの「モバイル機器におけるマシンビジョンアプリケーション分析」レポートによると、モバイルデバイス、特にスマートフォンが、内蔵マシンビジョン技術を特徴とする傾向が強まっている。これにより、画像やビデオのスキャン、解析、解釈をする広範な視覚アプリケーションが実現する。
 ABIリサーチは、マシンビジョン技術搭載の、スマートフォン、タブレット、ウエアラブルカメラを含むモバイル機器の出荷は、2018年の4500万から、CAGR 67%で、2023年には5億9000万超に達すると予測している。
 「スマートフォンは、マシンビジョンには便利なフォームファクタであり、Apple’s A12 BionicやHuawei’s HiSilicon Kirin 980など、人工知能(AI)チップ数の増加により、その普及は拡大しそうである」と調査アナリスト、Stephanie Tomsettは指摘している。「AIチップを持たない機器では、スマートフォンがカメラやクラウド接続を持つ限り、その技術は、それでも利用可能である」。
 マシンビジョンは主に画像認識のためにモバイル機器で利用されており、ユーザーに対象物の詳細情報を提供する。建物の履歴、モノの位置、花の名前などである。他の利用例に含まれるのは、農作物の問題の自動検出、ヘルスケアで傷の治療過程の自動判定、製造機械の問題の自動検出である。コンシューマは、その技術をますます利用するようになり、視覚に入るモノの情報をスマートフォンで検索する。検索基準でタイピングする必要がない。
 マシンビジョン技術は、組み込まれた画像認識アルゴリズムを利用して、画像内の対象物を特定する。これは、AIチップによってますます強力になりつつある。Appleのような企業は、こうしたチップを最新のiPhonesに搭載し、Huaweiなど他社もフラッグシップ製品で提供している。AIチップのないデバイスでは、マシンビジョンプロセスは、クラウドを介して行われ、インターネットアクセスできる機器ならなんでも、またカメラもその技術を利用できる、これはTensorFlowのような企業のアルゴリズムを利用する。
 「デバイス上でマシンビジョンを提供しようとしているモバイル機器ベンダーには、考慮すべき多くの重要な要素がある。その技術を動作させるために必要なハードウエア、所定のプライバシー法、利用可能なデータセットなどである。次の2、3年で多くの主要スマートフォンメーカー、および限定的なタブレット、ウエアラブルカメラベンダーが、各社の最高製品モデルにマシンビジョンを内蔵して提供するようなる。これはAIチップの組込で可能になる」とTomsettは結論づけている。