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ROADM WSSコンポーネント市場、2025年に13億2000万ドル

December, 27, 2018, San Francisco--グランドビューリサーチ(Grand View Research, Inc.)によると、世界のROADM WSSコンポーネント市場規模は、予測期間にCAGR 12.1%成長し、2025年までには13億2000万ドルに達する見込である。
 波長の管理が簡単にできる柔軟性、ネットワーク運用をモニタするコンポーネントニーズの増加が、この市場の成長を後押しすると見られている。
 通信サービスプロバイダは、増加する要求に応えるために既存光ネットワークを変更する問題に引き続き直面している。伝統的に通信プロバイダは、新たな波長の追加、現行波長の分配変更の必要性からネットワークを改良している。ROADM WSSコンポーネントは、通信サービスプロバイダが現在の光ネットワークを中断することなく、新規波長を追加することができるので、こうした課題の克服に役立つ。
 加えて、ROADM WSSコンポーネントは、リモートプロセスマネージメント、ネットワーク運用コスト低減、大容量ネットワークインフラストラクチャの完全モニタリングと制御など、様々な利点を提供する。
 波長選択スイッチ(WSS)対応ROADMに対する高まる需要と相俟った動的ROADMの採用増が、市場の成長を促進すると予測されている。さらに、激増するIPTV需要と結びついたビデオトラフィック増が、成長展望を刺激すると見られている。
 主要市場プレイヤは、電気スイッチングを統合したROADMベース光トランスポートの開発に重点的に取り組んでいる。これは柔軟でコンパクト、高い波長速度、改善されたスペクトル効率、最小化された消費電力などの要求に対処できるものである。伸び続ける帯域需要に後押しされてネットワークオペレータは、電気スイッチングを組みこんだROADMベース光トランスポートを導入する。これが、市場成長展望好転を維持すると見られている。

調査結果の要点
・WSSセグメントは、予測期間に最高CAGR 12.9%成長が見込まれている。ネットワークの高速化、ネットワークデータトラフィック増要求が高まっているためである。
・マルチノードセグメントが、同じ予測期間に大きく伸びると見られている。メトロネットワークは、集中型データセンタから分散型データセンタへ移行しつつある。ユーザのデータアクセス速度向上、ユーザエクスペリアンス改善のためである。これが、今度はそのセグメントの成長を補完することになる。
・長距離(LH)セグメントは推定で、予測期間にCAGR 12.8%で成長する。この成長は、長距離アプリケーション向けエネルギー効率の優れたROADM構造の開発に貢献する。
・通信セグメントが、予測期間を通じて市場で優位を占めると見られている。運用コストの最小化、通信サービス強化に役立つように通信サービスプロバイダがROADM WSSコンポーネント採用を増やすからである。
・北米が2025年まで市場をリードし、シームレスな通信サービスをユーザに提供するためにROADM WSSコンポーネントの採用急増により、市場は3億5060万ドルに達す見込である。