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Business/Market 詳細

屋外FSO市場、2017年に5300万ドル

October, 11, 2018, Aptos--エレクトロニキャスト(ElectroniCast Consultants)は、非軍事/航空宇宙固定アプリケーションでフリースペースオプティクス(FSO)屋外利用をカバーする10年グローバル市場予測と分析結果を発表した。
 同調査によると、固定商用アプリケーションで使用される屋外FSO送信器と受信器リンクデバイスのグローバル消費額は、2017年に推定5297万ドルに達した。
 商用FSO伝送システムで使用されるトランスミッタ/レシーバペアでは、ヨーロッパ、中東、アフリカ地域(EMEA)が次の数年は引き続け市場をリードする。ヨーロッパの都心部は、一般的に、光ファイバ敷設を含む、有線が困難である。したがって、FSOあるいは他のワイヤレスソリューションの消費が促進される。
 アメリカ地域におけるFSOリンク消費増は、米国やカナダでネットワーク設備の継続的なアップグレードだけでなく、一部はラテンアメリカの主要都市の経済成長加速によるものである。
 FSO通信リンクは、道路/地下鉄路線、トンネル、空港ターミナル、駐車場/構造物など、他に遮るもののない敷設権(ROW)にインストール可能である。屋外では、ビルの屋上(ビル間あるいはキャンパス)、外部壁、タワー、室内(窓の外狙い)、などの組合せがある。しかし、2点間のリンクを成功させるには、直線見通し線や適切な距離が必要である。
 APAC地域は急速に商機を拡大しており、ElectroniCastは予測期間(2017-2022)の前半で最速成長地域と予測している。
 距離500メートル以下のリンク装置で使用されるFSOトランスミッタとレシーバが、昨年では相対市場シェアで優位を占め、世界消費額3785万ドル、71%をわずかに上回った。