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窒化物系赤色蛍光体を用いたLEDに関する特許が米国で成立

October, 9, 2018, 東京--三菱ケミカル(「三菱」および物質・材料研究機構(NIMS)と日亜化学工業 (「日亜」)およびシチズン電子 (「シチズン」)が共有するLEDに関する特許が米国で成立した。このLEDに関する特許(米国特許第10,072,207号)は、赤色蛍光体として窒化物系赤色蛍光体を用いるものである。
 三菱、NIMS、日亜及びシチズンは、LED用として広く用いられる本赤色蛍光体に関し、特許を相互に実施許諾することで2015年に合意している。実施許諾の対象となる特許のうち、赤色蛍光体基本特許はすでに米国で成立し、4社で共有しているが、今回さらに、この赤色蛍光体を用いたLEDに関する基本特許も米国で成立した。

(注1)
(Sr,Ca)AlSiN3:Eu等を基本組成とする蛍光体。高い輝度と信頼性から、白色LED用として最も広く使用されている赤色蛍光体。この蛍光体は、一般に、CASNもしくはSCASN蛍光体、または1113蛍光体と呼ばれている。
(詳細は、http://www.nims.go.jp)