コヒレント特設ページはこちら

Business/Market 詳細

Intermountain 3D、SLS 3Dプリンターを導入し製造能力拡大

July, 26, 2018, Rock Hill--3D Systemsは、Intermountain 3D、 Incが、3D Systemsの新しい選択的レーザ焼結(SLS)を導入して、サービス提供とビジネスを拡大したと発表した。
 Intermountain 3Dは、3D Systemsの3Dプリンティング技術のリセーラ(再販事業者)であるだけでなく、ユーザーにプロトタイピングや製造サービスを提供している。3D SystemsのOn Demand Manufacturingサービスに関与して、顧客に製造部品を提供するようになって、同社はSLSプリンターを自社のポートフォリオに追加することを決めた。3D Systemsの積層造形(AM)ソリューションの完全ポートフォリオを通じて、同社はプロトタイピングから少量製造アプリケーション、リバースエンジニアリング、スキャンベースデザインサービスを提供し、顧客の生産性向上とTime to Market短縮に貢献している。
 Intermountain 3Dは、2014年に3D Systemsの広範な3Dプリンティングとスキャニング製品のリセーラとしてスタートした。3Dプリンティングの価値と製造業を変革する力を見通していたからである。独自にプリンターを購入する準備ができていない顧客向けに同社は、社内でプリンティング製造サービスを提供している。
 Intermountain 3DのCEO、Lynn Hoffmannは、「プロトタイピングニーズで顧客と協力するにつれて、単なるプロトタイピングを超えたリクエストがますます多くなり始めた」と言う。「積層造形のための設計法、製造に向けた3Dプリンティングへの拡張を理解しようとする顧客の要求が増えていることが分かった」。
 Intermountain 3Dの顧客には、仮想現実(VR)装置、人の義肢、ブロンズ彫像、食品加工装置、様々なレクレーション技術メーカーまで、幅広く製造する企業が存在する。全てが独自の要求をもっており、それは従来の製法では達成が困難である。さらに、これらの顧客には、非常に特殊な材料ニーズと要件がある。
 顧客にフルサービスを提供するためにIntermountain 3Dは、3D SystemsのOn Demand Manufacturingに一部の部品をアウトソースすることによって社内製造能力を増やした。同時に同社は、独自のSLS 3Dプリンターへの投資を選択した。
 3D SystemsのProX SLSプリンターは、機能プロトタイプや最終使用部品を製造する能力で知られている。同プリンターは、DuraForm生産グレードナイロン材料ポートフォリオによって補完されている。これは、均一な3D機械特性の品質を保証するように最適化、検証、テストされている。3D SystemsのProX SLSプリンターとDuraForm材料の組合せにより、Intermountain 3Dは、堅牢で耐久性のある部品を、より効率的に、全般的にローコストで製造することができる。
 Hoffmannは、「わが社のビジネスは、3D Systemsの支援を得て大きく成長した。年初来で、収益は120%増となり、われわれの市場における製造SLSプリンティング需要は増え続けている」とコメントしている。