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世界のLED照明チップ販売は2017年に34億ドル

April, 4, 2014, Santa Clara--NPDディスプレイサーチ(DisplaySearch)の「四半期LED照明とディスプレイ需給レポート」によると、ディスプレイのバックライト用LEDチップの需要は落ち込むが、LED照明販売は成長が続くので、LEDチップ全体の出荷は伸びる。
2013年世界のLED照明チップ販売は11億ドルで、2017年には34億ドルに達すると予測されている。標準の500×500ℳmチップサイズで計算すると、LEDチップ需要は2012年の170億から、2014年には610億に達すると予測されている。LED照明の消費需要は、今後数年は成長が続くが、TVやその他のディスプレイアプリケーション向けLEDバックライトチップの需要は、2014年以降下降が始まる見込みだ。
 LEDバックライトLCD TV販売の減速と、効率向上によってバックライトあたりに使うチップの減少により、バックライトからの需要は減少しつつある。2013年、LEDバックライトチップの販売は20億ドルに達したが、2017年には14億ドルに落ち込むと予測されている。それに対し、LED照明の消費需要は2012年以来増加しており、2017年にかけて成長が続くと見られている。
 LED蛍光管のコスト低下に伴い、特にオフィスや倉庫など、24時間照明が必要なところでは従来の蛍光照明がLED蛍光管に置き換えられていく。NPDディスプレイサーチによると、LED管は現在、最も人気が高い照明製品となっている。理由は、従来の蛍光管と違い、水銀を含んでいないこと、エルギー効率が50%優れていること、長寿命であることである。