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赤外レーザでは、VCSELがこの先数年業界の中心に

August, 8, 2017, Lyon--Yole Développementによると、今後VCSEL技術が業界の中心になる。
 可視LEDが斜陽産業となっており、メーカーは売上と利益を増やすために新たなビジネスチャンスを探っている。このコンテクストで、IR LED市場がこれらのプレイヤーにとって魅力的なチャンスが見込める潜在的な新しい「ブルーオーシャン」と捉えられている。
 LEDは重要であるが、VCSEL技術は注目の話題になっている。Yole Développementの技術&市場アナリスト、Pierrick Boulay氏は、「IR LEDは、2016年のIR光源市場の65%程度を占めたが、この数字は2022年には45%に縮小する見込みである」とコメントしている。3Dカメラやオートフォーカスアプリケーションの開発は、スマートフォンや自動車のセンサフュージョントレンドとともに、今後IR VCSEL市場の強力な成長原動力となる。
 IR VCSELは、従来のレーザダイオードの優れた歩み寄りとなり、コヒレントで指向性の光を出し、またIR LEDは製造コスト低下と集積しやすさが特徴となる。加えて、IR VCSELにより、新しいセンシングアプローチ、TOFなどが可能になる。このコンテクストでは、IR VCSEL業界は関心の的であり、今後力強い成長が見込める。また、プレイヤの中にはIR LEDとレーザの両方による収益最大化に取り組むところもでてきそうだ。
 「両技術のチャンスは、現在の限界を克服する開発に依存している。つまり長波長化、パフォーマンス向上、マルチスペクトル機能とコスト低減である」とPierrick Boulayは分析している。一般的に、ほとんどの現在のIR LEDは850nmまたは940nm域である。ガスセンシング、ポータブル/組込み分光システムなど新たなアプリケーションを実現するには、長波長化が必須である。加えて、これらの光源をセンサやモジュールに組み込むこともフォトニクス業界が取り組むべき課題の一環である。
(詳細は、www.yole.fr)