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MTIとAirbus、レーザによるコックピット攻撃防御でMoU契約

June, 29, 2017, Nova Scotia--エアバス(Airbus)の完全子会社、Satair GroupとMetamaterial Technologies Inc.(MTI)、およびその光学フィルタ部門Lamda Guard of Hlifax,は、覚書(MoU)に調印した。MoUは、MTIのレーザ保護製品metaAIRを民間航空市場に普及させるための排他的数百万ドルのグローバル販売契約となる見込み。
 metaAIRは、柔軟なメタマテリアル光フィルタとしてナノ製造されており、航空機のコックピットフロントガラスの内表面など、あらゆる透明表面に適用して、視界を邪魔することなく不要な光源を制御する。フィルタは、ハイパワーレベル、広角度であっても、航空機のフロントガラスを狙った有害なレーザビームを逸らし、ビームが航空機コックピット内に届かないようにする。夜間のレーザ保護だけでなく、metaAIRは巡航高度で運航している際の日中のUV光保護など新しい種類の光学保護も特徴としている。これにより多くのフライトクルーの以前からの懸念にも応えることができる。
 過去数年で商用航空機に対するレーザ攻撃が顕在化している。レーザポインタがますます強力になり、価格も下がってきている。レーザは、飛行の重要局面でパイロットの気を逸らせ、障害を与えることさえある。米国では、連邦航空局(FAA)によると、2017年の最初の4カ月だけで2000件を超えるレーザ事故が記録されている。2015年には、FAA、UK Civil Aviation Authority、Transport Canadaに報告されたレーザ事故は1000件を超えた。
 MTIの創始者/CEO、George Palikaras氏は、「今回のSatair Groupとの提携により、2018年にはmetaAIRを商用航空機市場に紹介し、世界の航空機市場で増え続けるレーザ攻撃に対するソリューションを提供していく」とコメントしている。
(詳細は、www.metamaterial.com)