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世界の量子ドット市場、2017-2021年にCAGR 121%成長

March, 15, 2017, Toronto--世界の量子ドット市場規模は、2016年に1億9000万ドルだった。TechNavioの「世界量子ドット市場」レポートによると、2021年までには9兆9800億ドルを超えると予測されている。
 「危険物質の禁止、化学物質の登録、評価、認可と制限などの世界的な環境規制、毒性物質規制法により、カドミウム、水銀、鉛のコンシューマ電気製品での使用が制限されている。こうした展開は、カドミウムフリー量子ドットの製造を促進する。こうしたことから、量子ドットは様々なコンシューマディスプレイ機器で使用される十分な機会が得られる」とTechNavioの主席アナリスト、Sharan Raj氏は説明している。
 カドミウム・セレン、硫化カドミウム、カドミウム・テルライド、ヒ化インジウムなどの二元化合物から造られる量子ドットは、毒性のカドミウムを含んでいる。Nanoco, Nanosys, およびQuantum Materialなどの量子ドットメーカーと、Samsung、LGなどのOEMもカドミウムフリードットに協力している。Samsungは、同社のSUHD TVにカドミウムフリー量子ドット技術を採用した。
 スマートフォンのアプリケーションの機能や数の増加によりメーカーは、これらのデバイスに高解像度ディスプレイを採用せざるを得なくなる。2016年現在、市場には538 PPI(pixels per inch)以上の5.5~7インチQHDスクリーンのスマートフォンやタブレットがある。スマートフォン、UHD TV、タブレットのOEMが採用しているディスプレイ技術の中には、AMOLED、LCD、OLED、スーパーAMOLEDがある。
 ソニーやSamsungは、量子ドットベースの4K、8K LED LCD TVを開発している。量子ドットは、効率向上のために通信コンポーネントやレーザなどのオプトエレクトロニクスデバイスでも人気がある。2016年現在、オプトエレクトロニクスで量子ドットの採用は低いが、製品開発と並行して増加すると予測されている。
 この調査レポートには、サブセグメントや地域の詳細な分析、市場シェア、規模が含まれる。
(詳細は、www.technavio.com)