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TRUMPF、ハイパワー超短パルスレーザシステム開発

February, 21, 2017, Ditzingen--TRUMPFは、プロジェクトScULPT開発目標の指導的地位に就き、効率的なハイパワー超短パルスレーザを開発する。狙いは生産性を10倍向上させる高精度材料加工。
 Trumpfは、先頃設立された共同研究プロジェクトにおけるパートナーシップを発表した。プロジェクトは、将来の超短パルスレーザの開発を目標にしている。プロジェクト名“Scaling Ultrafast Laser Productive Precision Processing Technology”(ScULPT)は、科学および産業パートナーグループが設定したもので、効率的で、強力な超短パルスレーザシステムの開発を目標としている。これにより様々なタイプのガラスや金属を10倍のスループットで加工できるようになる。TRUMPFの超短パルスレーザ開発長、Dr. Dirk Sutterは、その目標がいかに意欲的であるかを強調している。

パルス当たりの出力をさらに強力に
 数ギガワットの巨大なパルスピークパワー、ほぼ1兆分の1秒の極短パルス幅により、超短パルスレーザは実質的にどんな材料でも高精度加工できる完璧なツールとなる。このような光源は、研究の様々な分野だけでなく、自動車産業向けの金属部品の穴あけやテクスチャリングなどの産業アプリケーション、光学ディスプレイに使用される高強度カバーガラスなどの透明材料アブレーション切断でも十分に確立されている。しかし、個々のレーザパルスで加工あるいは除去できる材料の量、つまり結果としての加工スループットは、利用できるレーザパルスエネルギーによって制限されている。この限界が、新しいScULPTプロジェクトの出発点となっている。パートナーは、プロセススループットを、少なくともレーザパワー増加に比例して加速することを目標にしている。
 新しいビーム源は別にして、レーザパワーの強化を、より高速な加工プロセスに変えるには、追加の開発が必要になる。これもScULPTプロジェクトの一環である。これに含まれるのは、アプリケーション特化加工モジュール、レーザとビームスキャニングシステムの最適化された同期である。加工モジュールは、最適なファイバベースのビームガイダンス、個々のプロセスに向けたビーム形状最適化を有するものである。
 プロジェクトチームは、企業パートナー、TRUMPF、SCHOTT、BOSCH、大学ではイェーナ大学(応用物理学研究所)とシュトットガルト大学。この共同プロジェクトは、BMBFから3年にわたり財政支援を受ける。
(詳細は、www.trumpf.com)