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VCST、自動車ギア製造で3Dプリンティング利用に転換

January, 5, 2017, St. Truiden--自動車ギアボックスの新概念開発では、Time to Marketが重要。VCST社は、レーザクラッディングによる3Dプリンティングを利用する。LCV社のレーザクラッドギアは、動的負荷では実証済みの性能を示している。
 VCSTは自動車OEMs向けに精密パワートレインとブレーキコンポーネントの世界的サプライヤ。同社は、世界の6カ国に1000人超の従業員を擁している。Sint TruidenのVCSTサイトは、自動車ギアボックスのプロトタイプ用ギアの製造のためにLCVと接触した。
 プロトタイプ製造の機能的要件は、力、疲労およびコスト。レーザクラッディングは摩耗保護と修理用に利用される傾向にあるが、その技術は3Dプリンティングにも使える。
 開発に向けてLCVは円筒基板AE10424ギアを供給した。これはフライス加工を使って後加工されている。さらに、強靭なCrMo合金上に摩耗耐性のX42Cr13の傾斜材料も3Dプリントされている。
 レーザで構築した単一材料部品を接触摩耗(1200 MPaで2500万サイクル)と疲労(650 MPaで100万サイクル)でテスト。レーザクラッディングによる3Dプリンティングの利点は、第1に機械的完全性である。
 さらにLCVは、3mまでのサイズで高構築率で部品をプリントする。これによりレーザクラッディングは、金属プロトタイプ製造の有効な代替になる。
(詳細は、www.lcv.be)