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緑内障診断用次世代OCTシステム

December, 16, 2016, Ilminster--UKのGooch & Housegoは、GALAHAD(緑内障 -ラベルフリー高解像度自動OCT診断)プロジェクトで活動を開始すると発表した。同プロジェクトは、12月に開設され、EU Horizon 2020プログラムの一環として助成金を受け、緑内障診断用高解像度OCTの開発と研究を行う。
 プロジェクトGALAHADは、緑内障診断システムにとって不可欠な要件を満たすことを目標にしている。緑内障は加齢に関係した失明の大きな原因である。その眼疾患は、眼圧増加によって視神経頭に起こる回復不可能な損傷として特徴づけられる。この疾患の現状のスクリーニングや基礎的診断法は眼圧測定、視野検査、視神経頭や網膜神経線維束の構造損傷の検出を含む。現状では、方法は偽陽性および偽陰性結果の比率が高い。これは、今日の光学技術の不十分な分解能のために視神経頭の損傷を詳細に分析できないことが原因である。
 診断技術開発の最有力候補は、OCTである。課題となる要求仕様は、軸方向の分解能~1µm。そのような分解能は、今日の商用システムの3~5µmを優に上回る。GALAHADプロジェクトは、ラベルフリー、コンパクトで使いやすい高分解能診断OCTシステムを狙っている。マルチバンド、マルチモーダルシステムは、サブミクロンの超高分解能偏向感度を有するOCT(UHR PS OCT)を利用する。ブレイクスルー要素としては以下の点が挙げられる。
・画期的なローコストマルチバンドスーパーコンティニウム光源
・そのような光源を活用するために必要な画期的な超広帯域光コンポーネント
・緑内障自動スクリーニングアルゴリズム: 細胞、動物モデル、組織サンプルのエンドユーザ評価を利用して、自動化アルゴリズムを開発、訓練、テストし、専門オペレータでなくても緑内障スクリーニングができるようにする。
 GALAHADが実現する確実なスクリーニング後の詳細な緑内障診断法を現状の方法と比較。偽陽性、偽陰性スクリーニング結果が飛躍的に減少し、緑内障関連の障害に罹る患者数が減少する。プロジェクトは、世界有数の企業やOCTシステムメーカーが後押ししており、要求仕様に沿い、臨床設定で高位の臨床および実験眼科医によって確認される。SLEDおよびスウェプトソースOCTシステム開発におけるG&Hの位置は、このプロジェクトの理想的パートナーである、と同社は説明している。
(詳細は、www.goochandhousego.com)