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ロレアルとポイエティス、髪のバイオプリンティング開発で提携

October, 4, 2016, Clichy--L’Oréalは、約30年、生体組織工学に取り組んできており、毛髪生物学の分野で独自の知識と経験を持っている。今回の排他的な提携で、L’OréalとPoietisは、新たな科学的課題を達成する手段を手にすることになる。すなわち、バイオプリンティングを使って毛髪を作る小さな組織、毛包のバイオプリンティングである。
 従来の組織工学技術が、細胞パタンの複雑さにより制約を受けているが、この研究提携は、素晴らしい展望を開くことになる。
 Poietisが開発した、生体組織を作り出すレーザアシストバイオプリンティング技術は、極めて高い細胞分解能(10µmオーダー)、細胞生存性(95%以上)で細胞を3D配置することができる。この独自のバイオプリンティング技術は、レーザビームによる迅速スキャンを使ってバイオインクの微小滴を連続的に層化していく。作製された生きた生体組織は、試験で使用できるようになる前に約3週間成熟させる必要がある。
 この独占的な技術とL’Oréalの毛髪生物学の独自専門技術との組み合わせると、髪を作ることができる機能毛包が実現可能になる。これはL’OréalとPoietisの熱望である。
 毛髪生物学と毛髪工学の分野におけるL’OréalとPoietisの多年研究提携により、髪についての新たな知見を広げ、バイオプリントされた毛髪サンプルの極めて有効なテストの開発が可能になる。
(詳細は、www.poietis.com)