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光通信企業カラーチップ、2000万ドルを調達

August, 31, 2016, Tel Aviv--イスラエルの光通信企業カラーチップ(ColorChip)は、2000万ドルを調達した。同社に投資したのは、Gemini Israel Funds, BRM Group, IGP, Vintage, HGL Capital, およびViola Credit。
 カラーチップは、株式非公開私企業であり、コスト効果の優れた高密度ハイパースケールトランシーバや先進的光スプリッタを市場に供給している。今回の調達資金により同社は事業を強化し、製品開発を加速することができる。
 ストリーミングHDビデオ、バーチャルリアリティ(VR)、クラウドコンピューティングやIoTデバイスによりインターネットサービスが一段とデータ集約的になって行く中、飛躍的に伸びるトラフィックの全てを管理するデータコムを支援する新しい技術の必要性が高まっている。カラーチップの画期的な光通信ソリューションは伸び続けるウエブの帯域需要に対処できる好位置にある、と同社は主張している。
 カラーチップは、独自のSystemOnGlass技術、ハイブリッド光集積回路を開発した。光デバイスの工業化にガラスウエファを使い、コスト効果の高い、迅速かつ拡張性の高い製造を可能にしている。本質的にこの技術によりカラーチップは、半導体製造で一般に見られる効率を光通信の世界に持ち込むことができる。
 カラーチップは、2019年までに17億ドルに達すると予測されている高速トランシーバ40G/100Gデータコム市場をターゲットにしている。
 SystemOnGlassは、単一のコンパクトな平面光波回路(PLC)プラットフォームにアクティブとパッシブコンポーネントの両方をパッケージングしている。