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IDCによると3Dプリンティングは2020年に350億ドル

August, 15, 2016, Framingham--International Data Corporation(IDC)「世界の半年ごとの3Dプリンティング消費ガイド」は、3Dプリンティング世界市場の販売額は、2020年に354億ドルに達すると予測している。これは、2016年の159億ドルの2倍以上で、2015-2020年予測期間におけるCAGR 24.1%成長を示している。
 3Dプリンタと材料は、予測期間を通じて世界の総販売額の約半分を占めており、ソフトウエアと関連サービスも大きな成長が予測されている。コンピュータ支援デザイン(CAD)ソフトウエアは、5年の予測期間で3倍になると見られている。一方、オンデマンド部品サービスはこれに匹敵する成長が見込まれている。ソフトウエアとオンデマンド部品プリンティングの両方の増加を後押ししているのは、設計プロトタイピング、非伝統的な環境で高度な特注を必要とする製品。
 2016年3Dプリンティングの最大収益を生み出すと見られている利用例は、自動車設計、高速プロトタイピングプリンティング(40億ドル超)、航空宇宙と防衛部品プリンティング(約24億ドル)。歯科プリンティングも2016年の強力なビジネスチャンスとして登場してきた。
「3Dプリンティング能力に対する顧客の支出は、大量販売市場のコンシューマプリンタから脱して、よりハイエンドで利益が出るユースケースを可能にする総体的なソリューションへ移行する市場を追っている」とカスタマーインサイト&分析担当VP、Christopher Chute氏は見ている。「プリンタ、材料サービスの市場が成熟するにしたがい、個別生産、製品設計、ライフサイエンスにおけるカスタマーイノベーションの次の波を可能にする新しい3Dプリンティング機能をIDCは予想している」。
 製造イノベーションは、3Dプリンティング市場全体の背後にある重要な推進力であった。プロトタイピングや部品製造で3Dプリンティングの利用が増加すると、当然のことながら、個別生産は継続的に戦略産業になり、2016年には世界の3Dプリンティング販売額の56%を生み出する。
「IDCの見方では、世界の3Dプリンティング市場はこの先数年は引き続き急拡大する、その原動力は製造サイクルタイム縮小とプロトタイピングコスト削減の必要性である」とIDCのイメージング、プリンティング、ドキュメントソリューション調査プログラムVP、Keith Kmetz氏は指摘している。「この成長を後押ししているのは、世界中の3Dプリンタメーカーの爆発的拡大であり、そうしたメーカーは一段と低価格で、より高品質の生産を提供する高速プリンタによってこの市場の成長見込みをフルに生かそうとしている」。
 ヘルスケアと専門的サービスが、2015-2020年予測期間の販売額で第2、第3に大きな産業としてとどまる。一方、小売りは最大の収益成長が見込まれ、2020年にはNo.4の座を獲得すると見られている。それに対して、コンシューマ3Dプリンティングの販売額は、この市場がすでに成熟しているため、やや増加となる見込み。