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2014年、高速化するデータセンタスイッチング技術

February, 5, 2014, San Francisco--クレハンリサーチ(Crehan Research)が発表した「データセンタスイッチ長期予測」レポートによると、2014年は主要なデータセンタスイッチ技術にとって大きな変化の年となる。同社の予測では、個々の技術が現行技術を乗り越え、それぞれのセグメントで過半を占めるようになる。

・InfiniBandでは、56Gbps FDRが40Gbps QDRを上回って、出荷が50%を超える。
・ファイバチャネルでは、16Gbpsが8Gbpsを上回り、出荷の50%以上を占める。
・Ethernetでは、10Gbpsが1Gbpsを凌駕して出荷の50%以上を占める。
「10GbEは、長く時には不安定な普及カーブを示していたが、ついに最も人気のあるデータセンタスイッチポート接続になろうとしている」とクレハンリサーチの社長、Seamus Crehan氏は分析している。「40GbEが立ち上がり始めており、当社の予測ではその普及カーブは10GbEのカーブよりも遙かによいようだ。この点はすでに実証されている。最近のデータセンタスイッチの発表は実際に40GbEポート密度と経済性というレベルを求めている」。1年前のクレハンリサーチのデータセンタスイッチ長期予測ではクレハンは「40GbEは2017年までには全データセンタスイッチ出荷の1/3にせまる」としていたが、最新の予測でもこの同じ展望が生きている。
ファイバチャネルでは、8Gbpsと比べて立ち上がりはやや緩慢だが、16Gbps 装置の普及は勢いを増しつつある。クレハンは、2014年にはファイバチャネルスイッチ技術の主流になると予測している。
クレハン氏は、「InfiniBandスイッチ市場では、56Gbps FDRが次のデファクト高速インタコネクトになろうとしており、今後の100Gbps EDR製品へのアップグレードの基盤を築きつつある」とコメントしている。