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量子コンピューティングアプリケーションでSiプラットフォーム拡大

May, 20, 2016, Leuven--アムステルダムで開催された量子ヨーロッパ会議で、ベルギーのナノエレクトロニクス研究センター、imecは量子コンピューティングにフォーカスした同社のR&D活動を拡大すると発表した。
 imecは、qubitsを実行に移し、量子コンピューティングに向けたナノエレトクロニック機能をサポートし、産業提携プログラムで確立された先進的シリコンプラットフォームを活用する。同プログラムは、例えばECSEL プロジェクト SENATEおよび TAKE-5などを通じてEUから追加支援を受けている。
 古典的なコンピュータでは解決困難な複雑なコンピューティング問題に対する可能なソリューションと考えられている量子コンピューティングは、量子物理学を使って電子デバイス(qubits)内の量子状態を作り操作し、既存の古典的アプローチに対してパフォーマンスを強化する。qubit実装に向けた多くの提案のなかで、既存のSi技術と互換性のあるものが、外部世界と整合性があり、最も実行可能なソリューションとなる。
 imecの活動の目標は、最先端のトランジスタ技術と新生の量子技術オプションとの間に架け橋を確立すること。これは、imecのシリコンプラットフォームの自然な拡張である。これによって、産業のプラットフォーム技術と互換性のある量子コンピューティング機能を実証する道が確保される。量子技術エコシステムにおける重要な地位を考え、imecは新しい量子技術の移転、物理学研究室からサプライチェーンに技術が流れ込むように支援する。imecのプラットフォームは、研究室の実証レベルを商用製品に変えるのに役立つ。それは、imecの量子技術プログラムの大学、SMEs、業界パートナーに開かれている。
 「次の数十年は、アプリケーションを基盤にした量子技術の波で特徴づけられる。通信から、シミュレーション、センシング、コンピュテーションまでだ。しかし、これを可能にするには、業界は、これらの新しい技術を製品やサービスに採用し統合するための技術的サポートが必要だ。imecのSiプラットフォームは最先端の技術ノードに向けたものであり、現在5nmノードおよびそれを超えるスクリーン技術オプションに利用されている。同じプラットフォーが、量子デバイス実装開始の理想的な基盤になる。量子効果が量子プラットフォーム開発の出発点になるからである」とimecのCTO、Jo De Boeck氏は話している。
(詳細は、www.imec.be)