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CMOSイメージセンサ販売、次の5年で最高記録の見込み

May, 11, 2016, Scottsdale--ICインサイツ(IC Insights)の「2016 O-S-Dレポート-オプトエレクトロニクス、センサ/アクチュエータ、ディスクリートの市場分析と予測」によると、CMOSイメージセンサの年間販売は、記録的なレベルのただ中にある。これは、スマートフォンやスタンドアロンカメラに及ぶ広範な最終用途アプリケーションで組込みデジタルイメージング技術が急速に普及しているためである。
 市場予測では、自動車システムがCMOSイメージセンサの最速成長アプリケーションであり、世界規模の販売はCAGR 55%で成長して、2020年には22億ドルとなり、152億ドル市場全体の約14%を占めると予測されている。
 次の5年で自動車セグメントに次ぐ高成長CMOSイメージセンサは、セキュリティと監視(CAGR 36%、9億1200万ドル)、医療/化学アプリケーション(CAGR 34%、8億6700万ドル)、玩具/ビデオゲーム(CAGR 32%、2億7400万ドル)、産業システム(CAGR 18%、8億9700万ドル)となる。自動車エレクトロニクスのイメージングアプリケーションは、CMOSイメージセンサにとって次の大きな市場機会である。新しい車には自動化された安全機能が増えるからである。したがって、自動車には、12個以上のイメージセンサが使われ、乗客を監視し、潜在的な事故にそなえて外側を見る、あるいは道路で衝突や他の事故をビデオ記録する。イメージセンサは車では、主に後方確認カメラですでに力強い成長が見られたが、新たな衝突検知や自動ブレーキングシステムでも利用が増加している。自動運転車の実現が、自動車市場でイメージセンサの潜在的成長を促進するとO-S-Dレポートは見ている。
 「今日の最大CMOSイメージセンサアプリケーション、カメラ付電話の成長はわずかCAGR 1%で、2020年には73億ドルに達し、市場シェアは2015年の70%から2020年には48%に縮小する。PCsやタブレットで使用されるカメラモジュールのCMOSイメージセンサの販売額はCAGR 6%成長で、2020年には9億7300万ドルとなるが、スタンドアロンデジタルカメラ用のセンサ販売は次の5年で縮小し、CAGR -2%成長、市場規模は6億2300万ドルになる」とO-S-Dレポートは予測している。
 世界のCMOSイメージセンサ販売は、2015年に12%成長で99億ドル、これは2011年以来このオプトエレクトロニクス製品カテゴリで5年連続の年間販売数量記録となる。2016 O-S-Dレポートの予測では、CMOSイメージセンサは、少なくとも次の5年で連続して最高の販売水準を続け、2015-2020年でCAGR 9.0%成長が予測されている。